comScoreによれば、MySpace.comおよびFriendster.comは25歳以上の比率がそれぞれ68%、71%と高年齢化している。
一方、Xanga.comは12~17歳が20%を占め、合計インターネットユーザの同年齢区分の2倍となっている。
学生のソシアルネットワークとして出発したFacebook.comも、同年齢が14%を占めている。18~24歳は34%と比較した4SNSの中では最も高い比率となっている。この年代では合計インターネットユーザの同年齢区分の3倍近くにも上っている。
comScoreの解析では、MySpace.comは全年代に広範なアピール力があり、Facebook.comは学生ユーザのニッチ、Friendster.comは成人中心、Xanga.comはティーンズに最も人気がある。SNSがティーンズ中心のドメインだとする誤解があるが、SNSのアピールはより広範だとしている。
次にMySpace.comを詳しく見ると、まず急激な膨張が印象的だ。2005年8月の2,200万人から、2006年8月は5,6000万人へと倍以上増加している。
最も特徴的なのは12~17歳の比率が昨年は24.7%だったが、今年は11.9%へ落ちている。逆に35~54歳の比率が昨年の32.4%から40.6%へと上昇している。
「SNSはメインストリームになり、MySpace.comのデモグラフィックはかなり変わってきている。昨年サイトへアクセスした半分は少なくとも25歳だったが、今年になりアクセスユーザの三分の二は25歳以上となっている」、「全年代にドアを開放した結果、起こるであろうFacebook.comのデモグラフィックをモニターするのが興味深い」と結んでいる。
Source:comScore Media Metrix / Press Release
話は変わるが、このcomScoreのデータは、Home/Work/Universityロケーションとなっている。それと比べるとNielsen//NetRatingがWebサイトなどで公表しているデータはHome、あるいはWorkパネルとなっている。Web1.0の世界で依然としてデータ収集しているのがNielsen//NetRatings、Web2.0にも手を出しているのがcomScoreともいえる。現状、特にSNSの中でも動きの早い高校生、大学生といったティーンをより映しているデータはどちらなのか明白だ。
しかし、インターネットユーザは、小中学校、高校、図書館、港湾、駅、空港、飛行機、ホテル、街中のホットスポットなど等、まだまだユビキタスに存在する。
3 件のコメント:
はじめまして!
ますます拡大基調が鮮明なMySpace。E-Commerceのポータル化をめざしているような勢いですね。近い将来アマゾンと競合するようになるんでしょうかね?
コメントを書き始めたのですが、長くなりそうだったので、それは削除し、Profitable SNS with GEN Y, GEN X and BB?として書き込みました。
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