- HitwiseはUKデータのみ、ABCeは海外を含んでいる
- HitwiseはISPからデータを収集し、英国インターネットユーザの三分の一にあたる843万人分をモニターしている
- ABCeはサーベイ/パネルユーザをベースとして推定している
1番に関してはその通りだ。しかし、国内データだけではそのWebサイトの真価は計れない。どこの国のWebサイトという位置づけではなく、どの国のWebサイトであれ、世界のインターネットユーザにアピールすることができるわけだ。だからこそYouTubeにしても、MySpace、Facebookなどしても米国ユーザよりもそれ以外の国のユーザ比率が高い。英国だけのWebサイト価値を判断してもしかたがないと思うのだが...。
2番に関して843万人で三分の一とすると、英国の全インターネットユーザ総数は2,780万人ということになる。
ところが、
- InternetWorldStats.comによれば英国のインターネットユーザは4,000万人
- 英国統計局の2007年の資料では16歳以上の成人インターネットユーザは3,180万人で、
- 2006年から380万人も増えている
- ということは、2006年のインターネットユーザは2,800万人
3番に関して彼はひどく誤解しているようだ。
なぜなら、
- ABCeのオーディット契約、内容、方法などFAQ/Step by step guideや、Technical FAQに明記され、
- ABCeはサーベイ/パネルではなく個別Webサイトと契約し、提出を受けた生Logデータをもとにオーディットしているし、
- Hitwiseが1/5しかモニターしていないのならユーザ数を推定しているのはHitwiseのほうだ
Source:Hitwise UK blog / Robin Goad : The Independent gains online market share in the UK
Source:InternetWorldStats.com
Source:UK Statics Authority / Internet Access - Individuals and households, 2007 (pdf)
Source:ABC Electronic
参考:Online Accountability (Online Ad 2008/4/16)
追加で英国統計局のpdf、1/5しかモニターしていない点、ABCeの生データの話を昨日コメントしておいたが、今朝の時点では公開されていない。遅くても明日までにはコメントが公開され、彼の返事も書き込まれることを期待しているが...。
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