2008/04/14

Online Exhibition

BtoB Onlineで、アクセスユーザにアンケートを行っている。
(4/14日、午前6時33分時点でBtoB Onlineはアクセスできない。pingにも応答しない)
(4/14日、午前10時時点で復旧している)

ユーザが属する業界の情報をどのソースから入手しているかを投票するものだ。
以下の5つの選択肢から選んで投票を行う。
  • 業界団体
  • 業界専門誌
  • 同僚
  • オンラインソース(上記を除く)
  • イベント(展示会)
結果は51.9%がオンラインソース、業界専門誌が37.0%で、同僚が7.4%、業界団体が3.7%、そして展示会が0%となっている。

このイベント(展示会)が0%というのは注意すべきだろう。数日、結果を見ていたが、イベントの数字が0%のまま変わらない。その代わりオンラインソースの比率が伸びてきている。イベントは対面で話が聞けるし、業界や同業の知り合いと情報を交換したり、カタログやパンフ、雑誌の特集号などもただで入手できる。情報収集ソースとして欠かせないのだが...。

さて、3月始めにMarketingProfsが開催したB2B-20.0 EXPOというオンラインのイベント、バーチャル展示会があった。オンラインでのB2Bマーケティングに関する展示会だが、わざわざ米国まで足を運ばなくても最新情報、トピック、トレンド、ホワイトペーパー、ケーススタディなど必要な情報をそろえることができた。
コンファレンスホールでは、「バーチャルイベントの引合生成」、「Email2.0の真実」「B2Bマーケティングに活用するソーシャルネットワーク」など演目が並んでいる。バーチャルイベント参加者は興味のあるテーマをクリックするだけだ。1時間程度のWebinarを視聴することができる。
バーチャルイベント会場内には出展している各社のブースが立ち並んでいる。面白そうな展示ブースへアクセスし、製品・サービスのカタログをダウンロードし、ブース担当員とChatし、ブース内でのプレゼン、セミナーも視聴することができる。また、後日の客先デモも登録することができし、ユーザ登録することで各社から最新情報をemailで受け取ることもできる。 Source:MarketingProf / B2B-2.0 EXPO (アクセスするには事前登録必要)

BtoB Onlineの投票が示す(リアルな)展示会の情報ソースとしての位置低下は、B2B-2.0 EXPOに参加してみると納得が行く。毎回、幕張やビッグサイトで展示会があると、バッグ一杯に詰め込まれたカタログ・パンフ・雑誌を会場出入り口付近にある宅配業者のブースから送る人たちが大勢いる。そんな光景が昔話になるのはそう遠くはなさそうだ。

また、バーチャル展示会はプライベートでも開催できる。世界中のB2C/B2Bバイヤー向けに期間を限定して開催することができるし、イベントをスケジュール化し、ホワイトペーパー、ケーススタディ、テスティモニアル、Podcast、Webcastなどを年中提供することもできる。コスト比較は必要だろうし、集客方法を検討し、入場者のクオリティを確保する必要もある。

が、宿泊施設を確保したり、イベント会場まで車・電車・飛行機に乗ってやってくる手間ひまを無駄、必要ないと考える多くのバイヤーがいそうだ。その傾向はWebを経由した情報提供や、ビジネス向けSNSの発達により、今後、否定できないトレンドどころではなく、積極的に導入、運用を検討すべき課題だろう。バーチャルイベント、バーチャルプライベートショーの時代はすぐそこに来ている。

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