Oxford大学から「The Internet in Britain 2007」というレポートが出ている。英国の2,350人を調査し、ユーザプロファイル、インターネットの利用パターンを調べたものだ。可能な限り、2003年、2005年との比較もしている。
目に付いたものをいつか紹介すると、BBが56%の世帯に普及している。そしてインターネットアクセス世帯の85%がBB化されている。そのためNB(ダイアルアップ)はほとんどいないとまで書いている。
インターネットユーザと非ユーザのメディア消費を比較している。週当たり24時間TVを視聴する非ユーザに比べ、インターネットユーザは16時間しか視聴していない。読書を除き、調査項目のすべてで非ユーザよりもインターネットユーザのメディア消費時間が減っている。
よく雑誌系メディアが他媒体との比較項目として、「媒体が信頼されているか、いないか」という項目を調査している。雑誌は入っていないが、インターネットユーザはTVと同じくらいインターネットを信頼し、大企業、新聞、そして政府よりも信用している。
Source:Oxford Internet Survey / The Internet in Britain 2007 (pdf)
ところでこのレポートは、WIP (World Internet Project)というインターネットの社会、経済、政治的な影響などを研究する団体に加盟しているOxford大学が出しているものだ。WIPには29カ国の大学などが参加している。日本からは東洋大学が参加している。
なお、Oxford大学の英国を含めレポートを発表しているのは8カ国にしか過ぎないが、東洋大学からOxford大学が行っているようなレポートはひとつも出てきていない。また、WIPから東洋大学へのリンクも切れている。日本のインターネットレポートを期待していただけに残念だ。
Source:WIP (World Internet Project)
蛇足だが、この調査にはCiscoがスポンサーとして名前を連ねていた。
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