2008/05/22

LinkedIn Soaring

Nielsenのソーシャルネットワーキングサイトのレポートを伝えるC/NETによると、MySpaceおよびClub Penginのユーザ数は停滞し、ビジネスSNSの代表格であるLinkedInが急増している。
Source:Techmeme.com / Nielsen : Myspace, Club Penguin growth static, LinkedIn soaring
Source:C/Net News.com / Nielsen: MySpace, Club Penguin growth static, LinkedIn soaring

Virtual World of Kids and Young Adultで取り上げたClub Penguinは、2006年4月に79万人、昨年4月に407.3万人だったわけで、Nielsenが言うように停滞というよりは、数字どおりマイナス7%の減少だ。キッズ向けバーチャルワールドの有料ビジネスモデルではこれ以上の成長は望めないのかもしれない。

やはりHabbo Hotel、あるいはWebkinzといったバーチャルワードビジネスモデルが今後の中心になる。今年2月の「Virtual World Updates」で、「この調子ならHabboは今年中に1億の大台に乗るかもしれない」と書いたが、最新のHabboのデータを見ると、7月、遅くとも8月には大台に乗りそうだ。
  • ローカル化は32カ国
  • 登録ユーザ数:9,700万人
  • ユニークビジター:950万人@月
  • 年齢分布:90%が13~18歳
  • 平均ビジット時間:36分@セッション
参考:Virtual World to Kids and Young Adult (Online Ad 2007/07/18)
参考:Webkinz: The Next Club Penguin? (Online Ad 2007/08/13)
参考:Virtual World Updates (Online Ad 2008/02/06)
Source:Habbo - Where else?

それはさておき先日、「LinkedIn passed 20 Million users」で書いたLinkedInも有料サービスはあるが、大抵は無料で利用することができる。登録ユーザが2,000万人を越えたLinkeInに、米国で4月にアクセスした870万人以外の約1,200万人とは言わないが、1,000万人前後は米国以外の世界各国からのユーザだということだ。

過去や現在の会社・職業、得意分野などを登録すると、求人・求職のチャンスを開拓、仕事のネットワークを構築、仕事の質問を投げ、グループに所属し、仕事や人生設計に役立つコネクションとコラボレーションを行うことができる。

このコネクション、あるいはコラボレーションを世界中の登録ユーザと行うことができる。英語さえできればという前提はあるが、なぜ、これほどまでに世界中に登録ユーザが増えているのだろう。ソーシャルネットワーキングサイト、そしてオンラインコミュニティであるLinkedInに参加していなければならない理由は何だろう?

BtoB Onlineが提供するWebcastに、オンラインコミュニティのひとつであるITtoolboxがスポンサーとなっている「How to Leverage Online Communities for B2B Marketing」がある。そこでITtoolboxは、「なぜ、プロフェッショナルはオンラインコミュニティを利用するか」という説明をしている。
  1. 集合知による最適判断を下すため
    1. 問題解決
    2. ベンダー調査
    3. プロジェクト計画および実行
    4. キャリア管理
    5. 業務最前線にいながら全体動向把握
  2. 生産性・効率向上のため
    1. 毎日、デスクトップ上にオンラインコミュニティを持つ
    2. 日常業務の一部として
日本でも多くの登録ユーザがいる。LinkedInに登録し、「Build your network」を実行してみると、いかに多くの友人や知人、大学のクラスメート、昔・現在の同僚までもが登録していることが分かる。この傾向は日本だけではなく、世界中に広まっているのだ。グローバルなビジネス指向のオンラインコミュニティが誕生し、拡大を続けている。

一度、チェックして見ることをお勧めする。

参考:LinkedIn passed 20 Million users (Online Ad 2008/04/25)
Source:BtoB Online / How to Leverage Online Communities for B2B Marketing (注:pdfはWebcast画面から)

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