- Samsung
有害化学物質ポリシーで高得点、不十分な引き取りポリシーでマイナス。 - Toshiba
継続して改善、特にe-wasteリサイクルポリシーで得点。 - Nokia
強力に有害化学物質排除を進めているが、欠陥品の引き取りポリシーで減点。 - Sony
多くの製品から有害PVCが除去され、特に米国でのリサイクル・引き取りポリシー改善が見られる。 - Dell
前回調査から変更なし。最悪化学物質なしの製品はまだ。 - Lenovo
前回調査から変更なし。最悪化学物質なしの製品はまだ。 - Sony Ericsson
e-wasteリサイクルポリシにより6ランク落ち。 - LGE
リサイクルポリシーで失点、2ランク落ち。 - Apple
継続して改善、新製品の有害化学物質排除、グローバルな引き取りプログラムが必要。 - Fujitsu-Siemens
有害物質排除、リサイクル量公開ポリシー必要。ランク落ち。 - HP
最悪有害化学物質排除のスケジュールを公開したが全製品対象ではない。引き取り範囲改善が必要。 - Motorola
不十分な引き取りポリシー取り消しによる減点。最悪有害化学物質排除スケジュールなし。 - Acer
ランク落ち。最悪化学物質なしの製品はまだ、引き取りおよびリサイクル量公開ポリシー必要。 - Sharp
有害化学物質排除、引き取りポリシー改善でプラスポイント。 - Panasonic
有害化学物質排除で得点するも、引き取りポリシーが不十分。 - Microsoft
2010年までに有害化学物質排除ポリシースケジュール公開、しかし引き取りポリシー不十分。 - Philips
有害化学物質排除ポリシースケジュール改善、しかしe-wasteリサイクルポリシーでゼロ得点。 - Nintendo
ほんのわずかの改善がみられるが、大きく遅れている。
さて、Greenpeaceでは、「Clash of the Consoles」として各ゲーム機メーカーのCEOにemailを送り、「有害物質排除、リサイクルなどを強く推し進めるよう努力して欲しい」と要請するEmailを出すよう勧めている。これまでに送られたemail数は以下の通り。(前回3/14時点--->今回5/8時点)
- PS3
1,724 ---> 3,757 - Xbox
1,567 ---> 3,380 - Nintendo
2,033 ---> 3,995
参考:Mindset Shift Required-2 (Online Ad 2008/03/14)
ポイントを積み重ねてきているDell、Toshiba、Apple以外にも、失点がないわけではないが各社は改善努力を続けている。が、それに比べるとNintendoの対応が遅いように見える。MicrosoftとPhilipsは第6回目から2ポイント前後得点を伸ばしているのに比べ、Nintendoの伸びはたった0.3だ。
「Green Message or Greenwashing」でオンラインユーザは、環境的な持続可能性に対する企業の透明性を強く求めてきているというNNRのレポートを紹介したばかりだ。また、これだけ原油価格が上がり、バイオ燃料製造の影響による穀物価格上昇、世界的な食料価格高騰、そして先ごろのミヤンマーを襲ったサイクロンなどの自然災害の裏にある地球温暖化と、表裏一体の環境保護に対する意識は高まるばかりだ。
PS3やXboxに比べれば消費電力は少ない。しかし、有害化学物質利用、有害化学物質排除ポリシー、引き取りポリシーでまったく得点を上げられていないNintendoへの注目は、Emailを送った約4,000人だけのものではないはずだが...。
参考:Green Message or Greenwashing (Online Ad 2008/04/02)
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