2008/05/28

B2B Print Ad in 2007

BtoB OnlineからB2B向け印刷媒体への広告支出Top 100リストが出ている。

上位30社の中に、日本企業は、Sony、Fujitsu、Canon、Matsushita、Toshiba、Toyotaの6社が入っている。
100社合計で2006年は10.05億㌦、2007年は約7,686万㌦(7.6%)減の9.20億㌦だ。

上位のIBM、MS、HPの3社だけで減少分の55%、4,200万㌦も減らしている。1,900万㌦から1,000万㌦へ減らしたIntelを加えれば4社で5,100万㌦も減少させている。前年並みや若干広告費を減らす企業が大半を占めているが、大手であればあるほどB2Bの印刷媒体向け広告費を減少させているようだ。

ただし、その中で、印刷媒体広告費を増やしているAPC (American Power Conversion)は、約900万㌦から倍増以上の1,900万㌦を支出している。Accentureも約600万㌦弱から1,100万㌦へと倍増近い伸びだ。

Source:BtoB Online / Top 100 Print Advertisers in B-to-B Magazines: The Complete List

APCやAccentureなどの例外はあるが、新聞や一般紙誌が購読者減、広告売上減に苦しむ中、まだまだ健全だったB2B専門誌、業界誌も同じようにオンラインメディアの影響が如実に出てきている。特に名前の通った大手、グローバル企業が印刷媒体に見切りをつけてきたのかと思わせるほどの削減幅だ。

以前、紹介したようにMS、GMは広告費の大半、あるいは半分をオンラインに振り向けようとしている。当然、GMやMSの後に業界全体が引きずられてくる ことになるから、中途半端なオンライン露出ではあっという間に打ち消され、期待する、あるいは目標とする効果は出ない。また、MSやGMだけではなく大手企業ははLinkedIn、Technorati、ArsTechincaなどのWeb 2.0系メディア・サービスを積極的に活用し始めているようだ。

厳しい予算枠の中で最適のオンラインマーケティング、ブランディングが求められる。

参考:Overwheling exposure and Spillover (Online Ad 2008/04/10)

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