2007/04/19

Loose Lips Sink Ships

ことの始まりは4月13日(金)にSteve Rubel(MSなどをクライアントに持つPR会社、Edelmanの一部門、me2revolutionのSVP)がTwitterで書いた下の一言だ。
「PC Magもそうだ。無料購読誌が来るけどゴミ箱行きさ」
それに対して4月17日のStrumpetteに、PC Magazineの編集長、Jim LouderbackがRubelへの無料購読を取り消すことから始まり、Edelman、Edelmanのクライアントをブラックリスト、Spamlistに載せてコンタクトを遮断してしまおうかなど、一種脅迫とも取れるコメントを書いている。
驚いたSteve Rubelが同日、A Lesson Learned Twitteringを書いて謝罪している。
Source:Twitter / Steverubel 05:44 AM April 13, 2007 from im
Source:Strumpette / EXCLUSIVE: PC Magazine Considers Edelman Boycott
Source:Micropersuation / Open Letter : A Lesson Learned Twittering

なお、PC MagのLouderbackからは当日、RubelのOpen Letterから50分ほどたって直接、Blogへ書込みがある。謝罪に謝意を示し、雑誌内容をRubelの個人的な技術情報ニーズにもマッチさせたいと書いている。

以前、「Wal-Marting Across America」というEdelmanが仕込んだやらせBlogが発覚し、その騒ぎの中、EdelmanのCEOが自身のBlogで「コミットメント」と いうコメントを出していた。しかし、謝罪の言葉はない。それに比べれば今回のRubelはきちんと謝罪し、関係が正常化したように見える。

参考:Wal-Mart enlists Bloggers in P.R. Campaign
参考:Richard Edelman / A Commitment

ところがRubelは、最初にあげたPC Magazineについて書いたコメントの1分前に、CNETについても下のように書いている。

「まだCNETを読んでる奴いるの?Webwareはいいけど、でもアクセスするのはそのサイトだけ」
このコメントがあり、「PC Mag is another.」というコメントへ続いているのだ。

Rubelの謝罪Blog、「A Lesson Learned Twittering」のコメントにも「Is your apology to C/NET next?」という書込みがあるが、これについては何のリアクションもまだない。

Source:Twitter / Steverubel 05:43 AM April 13, 2007 from im

さて、謝罪の内容だが、「A Lesson Learned Twittering」で彼は、「Twitterのコメントは自身のメディア消費すべてを言っているのではない。PC Mag系オンラインサイトのRSSフィードは受けているし、記事にもリンクしている」と書いている。続けて、「自分のメディア消費習慣や意見は多くの人々の行動を反映したものではなく、印刷媒体よりもBlogを読むというユーザのサブセットがいるけれど、2月に取り上げた雑誌の広告ページ数増加が意味するように、クライアントおよびEdelmanにとりオーディエンスにリーチする雑誌は重要だ」としている。

が、彼は雑誌を読んでいるとは一言も書いていない。また、以前、Poynterの調査に関連して、「これをPRに当てはめて考えてみると、もしクライアントに関する記事がAPニュースに掲載された場合、印刷媒体に同じ記事が掲載されるよりも価値が高いことになる」とRubelが書いていることを紹介した。どうしてもデジタルでのホリゾンタルな対話をプロモートするme2revolutionのSVPとして、クロスメディアミックスの相乗効果を過小評価していることに気づいていないように見える。

参考:Online Users Read More than Print Readers
Source:Micropersuasion / The Long and the Short of Media

また、PC Magへのコメントの前に、同じ流れのコメントを発したCNETに対して誠実に、オープンに対話していないように見える。これでは騒ぎの大きくなったPC Magazineにだけ謝罪文を出し、まだ何も言ってこないCNETには頬かむりを決め込んでいると見える。そうだとすると、謝罪文の重みがなくなってしまう。

1 件のコメント:

funkybass さんのコメント...

私はこの話を The Blog Herald の記事を見て知りました。新しいコンテンツ、サービスが登場するたび、コミュニケーションリスクの管理を考えねばいけない時代ですね。基本は、常識的に「大丈夫かどうか」を考える余裕を持つことではありますが。

このページへは、オンラインPRについて、PR業界関係者(コンサルであれ、アウトソーシーであれ顧客に対してPRサービスを提供している企業、人)がどんな発言をしているか探していてたどりつきました。
時々、伺わせていただくようにします。