ロイター速報:65万台のPS3がリコール
東京:2006年11月20日(ロイター) - ソニーは、月曜日、最新のビデオゲームコンソール、PlayStation 3のグラフィックプロセッサーに致命的な欠陥があり、65万台近いリコールを行うと発表した。
ついにここまで来たかという「ガセネタ」をユーザ参加型ニュースサイトのDiggが、フロントページに載せてしまった。載っている間に数百人がクリックし、ガセネタの餌食になってしまったようだ。
また、先週、正式な発表はまだされていないが、TechCrunchの伝えたYahoo!がMyBloglogを買収したという記事でBlog社会は持ちきりだった。
我々が情報ソースの信頼性を計るものは人気しかない。例えば、インバウンドリンク数、投票数、その他だ。人気とクオリティは通常、隣り合わせになっている。しかし、この2つの事件は、この人気度による信頼性を計るシステムが機能していないことを示している。
他の尺度が必要だ。
eBayでうまく機能している☆評価システムのように、信頼できる第三者機関による評価システムが必要だ。うまく行かないとしても、Diggが類似システムを適用し、フロントページ掲載のアルゴリズムを第三者評価と、投票を取り入れて、どんな記事がフロントページに掲載されるべきかを決定するシステムとするべきだ。
Source:Mircopersuasion / Fake News Story Games Thousands of Digg Users
正しく単純に人気度や、リンク数などから、そのBlogや情報ソースの公平性や正確さが判断されるものではない。特にDiggのように誰もがニュース・記事をアップでき、それをDiggユーザが投票することで、コンテンツを共有、閲覧、ブックマークし、それを広めていくサイトなら、なお更コンテンツの信頼性が重要だ。
Digg自体には乱用・誤用防止のメール送信機能しかなかったわけで、Slashdotのように編集部門が存在していない。そのため、悪質マーケティング会社による悪用・乱用を懸念する声があったのは事実だ。今回、ユーザによるニュース・記事の収集、コンテンツ判断に任せた分、おつりが来たのも明らかだ。少なくともMicropersuasionの指摘するとおり、Diggにアップされたニュース・記事がUpcoming Storiesにプールされている12~24時間の間にチェックするアルゴリズムの改善が必要だろう。
なお、このMicropersuasionというBlogは、EdlemanのSVP、Steve Rubelが書いているわけだが、このポスティングのように彼の所属するEdelmanと利害関係のある内容の場合、必ず、下のようなコメントを入れている。
(Edelman, my employer, represents Xbox, which competes with Sony.)
こういったBloggerの透明性も必要になってくる。
参考:WOMMA : Ethical Blogger Contact Guideline
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