K Zeroがバーチャルワールドの登録ユーザ数予想を行っていた。
上図は1月23日にアップされたものだ。実は10月14日(Metaverse growth forecasts)でもやっていて、それではClub Penguinが3,000万、Second Lifeが2,000万と予想していた。それからすると今回はより現実に近い予想のようだ。今回はClub Penguinが1,500万、SLが1,200万となっている。しかし、目を惹くのはHabboの大躍進だ。
2000年にフィンランドで生まれたHabboはティーネイジャー向けのバーチャルワールド、SNSだ。現在までに日本を含む31カ国にローカルサイトが誕生している。
2007年10月に8,000万、2008年1月で8,600万登録ユーザを記録している。この調子なら今年中にK Zeroの予想を大きく上回り、ひょっとして1億の大台に乗るかもしれない。10代前半のユーザにとって「must」に近いサイトになりつつあるのだろうか。
ユニークビジターは毎月830万人、Page Impressionが8億@月、そして平均滞在時間が36分@セッションと聞けば、B2CあるいはB2Bのマーケターでなくてもよだれが垂れるような数字だ。これほどのエンゲージメント、StickinessこそSNSの真髄だろう。
さて、K Zeroは各ブランドごとのバーチャルワールド進出比較表も挙げている。それによれば、ToyotaはSecond Lifeなど5箇所に進出していることが分かる。他社では最大2箇所なのでToyotaのバーチャルワールド参加が飛び抜けている。様子見や、及び腰の他社に比べれば、腰の入ったマーケティングだと思われる。ただし、ROIはどうなっているのだろう?
Source:K Zero / Metaverse growth forecasts
Source:K Zero / Looking across the metaverses. Total registered accounts.
Source:K Zero / The Explorers. Marketing activity across multiple worlds
Source:Sulake / Habbo's Avatar Count Rise to 80 Million
Source:Sulake / Habbo - Where else?
参考:Automobiles in Second Life (Online Ad)
ところでSecond Lifeの現状を見ると、経済指標であるLindenXも、ユーザ消費時間&同時ユーザ数も2007年後半に入ってから停滞している。LindenXのグラフには右肩上がりの赤矢印があるがどう見ても昨年は停滞している。これは昨年7月のギャンブル禁止やVAT導入などが影響しているのは事実だが、テクニカルトラブルが多いこともその一因ではないだろうか。これにサブプライム問題の影響が大きくなれば今年の更なる飛躍はあまり望めないのでは...。
Source:Second Life Blog / Solid growth in Q4
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