2006年とちょっと古いが、SPAM Emailの統計がある。これはGoogle、Brightmail、Jupiter Research、eMarketer、MailShell、Harris Interactive、Ferris Researchなどのデータを集めてきたものだ。
全世界で毎日送られるEmailのうちSPAMくさいのが40%で、その総数は124億通(日)だとしている。2007年にはSPAM Email比率が63%にアップすると推測されている。
Source:TopTenREVIEWS / Spam Statistics 2006
そして、今年の7月に出たSophosのリリースによれば、28通のうち1通しか普通というか、SPAM Emailではないとのことだ。とすると、28通のうち27通、すなわち96.5%がSPAM Emailということになる。今年最初の三ヶ月のSPAM比率は92.3%だったから、また上昇している。2006年時点で予想された2007年のSPAM Email比率63%から、その五割増にまで膨らんできている。
また、SPAMはemailだけではなく、SNS、SMSにも広がりを見せているそうだ。Facebook、LinkedIn、Beboも標的になったそうだ。また、今年4月、ダブリンの動物園はSNSメッセージに引っかかった5,000人の電話が殺到して大騒動になった。
Source:SOPHOS
多分、今年は毎日500億通前後のEmailが世界中を飛び交っているのではないだろうか。その96.5%がSPAM Emailだとすると482.5億通がSPAMだ。まっとうなEmailは17.5億通しかない。B2Bマーケターが良く使う戦術のトップはEmailだが、このSPAMの洪水の中ではまっとうなEmailは見つけてもらうだけでも大変だ。B2Cも合わせて戦術の再検討が必要ではないだろうか。
蛇足だが、筆者にもYahoo.comから日本語のエロメールが届く。Yahoo.comに報告したが、なしのつぶてだ。Yahoo.comに限らず、フリーメールをサービス提供している事業者が広告収入を当てにしている分、改善すべき余地は大きい。
0 件のコメント:
コメントを投稿