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こういったケースとは違い、物流に大量のエネルギーを消費し、多くの国の原材料に大きく依存するマルチナショナル・ブランドもおり、特にパッケージされた食品・惣菜、日用品、化粧品などはグリーンアプローチ方法が異なる。
英国の小売大手、Marks & Spencerは下のPlan Aのトップページにあるように、5つの柱、すなわち、
- 気候変動対応
- 廃棄物削減
- 持続可能な原材料資源
- フェアなパートナー
- 健康増進
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さて、その成果だが5本柱のうちの「廃棄物削減」を見ると、2007年4月から2008年5月までに以下の3商品だけで1,402㌧(「象255頭分」と原文にある)のパッケージ資材を減らしている。
- 伝統的なアップルクランブル包装を完全箱型からスリーブ型に変更してパッケージ資材の70%を削減。
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- インゲン(?)のトレーをなくして92%削減。
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- 生肉パックをスキンパックに変更して69%削減。
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これ以外にもニンジン、ピッザ、ラザニア、チキン、ポテトなどで削減した例があげられている。
M&Sは、これら個別商品のパッケージだけではなく、サプライチェーンにおいてダンボール箱から繰り返し使用できるトレーに変更することで、年間27,000㌧にも及ぶ使用済みダンボール箱を減らしている。
Source:Marks & Spencer / Plan A
M&Sは、これら個別商品のパッケージだけではなく、サプライチェーンにおいてダンボール箱から繰り返し使用できるトレーに変更することで、年間27,000㌧にも及ぶ使用済みダンボール箱を減らしている。
Source:Marks & Spencer / Plan A
Source:MarketingProfs (有料コンテンツ)
通常パターンであれば、わが社はこんなに二酸化炭素排出量、廃棄物、エネルギー消費を減らしましたとCSRセクションのPDFファイルに明記しているケースが多い。しかし、期限を区切り、何をどうやって、どれくらい減らすといった話はあまり目にしないし、聞かない。単にこの製品・商品はこんなにエコです、グリーンですというだけで、それらを製造・販売するために消費したエネルギー、排出した二酸化炭素などを明らかにすることはない。
しかし、Patagoniaのようにサプライチェーンでの排出・消費量を示しながら削減努力を明示する企業・ブランドもいれば、M&Sのようにコミットメントを公表して削減を実行する企業・ブランドもいる。そしてこういった取り組みがグローバルスタンダードになる日はそう遠くはない。
また、Havasの調査にあったように
参考:Havas Global Climate Change Survey (Online Ad 2008/05/19)
通常パターンであれば、わが社はこんなに二酸化炭素排出量、廃棄物、エネルギー消費を減らしましたとCSRセクションのPDFファイルに明記しているケースが多い。しかし、期限を区切り、何をどうやって、どれくらい減らすといった話はあまり目にしないし、聞かない。単にこの製品・商品はこんなにエコです、グリーンですというだけで、それらを製造・販売するために消費したエネルギー、排出した二酸化炭素などを明らかにすることはない。
しかし、Patagoniaのようにサプライチェーンでの排出・消費量を示しながら削減努力を明示する企業・ブランドもいれば、M&Sのようにコミットメントを公表して削減を実行する企業・ブランドもいる。そしてこういった取り組みがグローバルスタンダードになる日はそう遠くはない。
また、Havasの調査にあったように
- 52.7% 環境に影響を与える製品・サービスは購入しない
- 40.5% エコフレンドリーな製品・サービスを購入する
参考:Havas Global Climate Change Survey (Online Ad 2008/05/19)
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