comScoreから「Data Passport First Half 2009」という資料が出ている。
中にはグローバルなインターネット人口、Web利用分類、ソーシャルネットワークなどに関する11項目のデータがある。その中から「モバイルのインターネット利用」を取り上げたい。
下は米と、英、独、仏、西、伊のEU5カ国におけるインターネットを利用する携帯ユーザ数だ。ニュース、情報、そしてエンタメ情報を閲覧するユーザを2007年11月と2008年11月で比べると、米国で52%増、EU5カ国で42%も増えている。
どちらにしても一年間で急激にユーザ数が増えている。iPhoneのおかげでモバイルインターネットが大きく立ち上がってきている。
次は英国でのモバイルのトップサイトと、PCのトップサイトを比較したものだ。当然、モバイルの場合、キャリアサイトがトップだが、2番目にはYouTubeを含めたGoogle、3番目にはFacebookが来ている。
PCならGoogle、MS、Yahooに続いて4番目のFacebookがYahoo、MSを差し置いて順番を上げている。
Source:comScore / Data Passport First Half 2009
2番目のデータは英国のみだが、日本同様にモバイルでのSNSアクセスが、米・欧でも明らかになりつつあるようだ。そして、Facebookでの一日当たりの滞在時間がPCの27.5分にさほど差のない24分となっていて、この点ではGoogleを上回っている。
英国ユーザの68%が携帯キャリアへアクセスしているため、そう簡単にトップへ立つことはないだろうが、FacebookへのアクセスがGoogleを抜くのは時間の問題だろう。そして携帯キャリアとの差を徐々にではあるが詰めてゆくのも明らかだ。
モバイルとソーシャルメディアというキーワードがつながってくる。
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