2009/05/27

National Mourning

先週の土曜日、韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が自殺した。29日には国民葬が予定されており、韓国全土・在外公館に設置された焼香所に弔問に訪れる人が絶えないようだ。

そういった国内事情を勘案して、韓国のポータル系4サイトは、トップページのデザイン、カラーを変えて哀悼の意を表している。



Source:Adverblog / Korean Portals Unite

今回とは若干違うが、これと似たようなことは昨年、中国の四川大地震が起こった際にあった。MS、Nokia、Sony、Apple、Amazon、McDonald's、Cisco、Intel、Oracleなどは中国向けWebサイトのデザインやカラーを変更し、哀悼の意を表していた。

参考:China Sichuan Earthquake -2 (Online Ad 2008/05/30)

将来、必要があれば、顔の見える企業・ブランドとして消費者、顧客とエンゲージするためにソーシャルメディアスペースに進出し、オープンで対等な会話を開始した欧米企業が、Webだけではなく、Facebookなどのソーシャルメディアスペースを使って取るであろう対応と、日本の企業・ブランドが取れる対応にギャップが生じている。

四川大地震の時、Sony以外にも哀悼の意を表していた日本企業はあった。しかし、何の対応もしない多くの企業があった。現在の消費者、顧客が使うメディアは既成マスメディアだけではなく、ソーシャルメディア、モバイルになりつつあることをまだ理解しないのだろうか。既成マスメディアが配信するコンテンツ以上にユーザが創造するコンテンツが流通、拡散していることをまだ理解しないのだろうか。

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