2009/05/13

Fortune and Inc. Blogs

今年の初めにFortune 500のBlog導入について書いた。

参考:Fortune 500 Business Blogs - updates (Online Ad 2009/01/08)

最近、Fortune 500だけではなく、Inc.500のBlog導入を比較した資料がアップされていた。

それによるとまず、Fortune 500企業のうち、81社(16%)が企業Blogを導入している。業種ごとではPC関連が8社、通信および食品などが5社ずついる。銀行、保険も4社ずつだ。
それをFortuneのランクごとに見たのが下図だ。1~100位にランクされる企業のうち31社がBlogを導入し、101~200位では20社となっている。企業規模がでかいほど導入が進んでいる。ただし、トップ5のWal-mart(1位)、Chevron(3位)、GM(4位)は導入しているが、ExxonMobil(2位)、Conoco Philips(5位)はBlogがない。
この81社のBlogのうち、90%以上がコメントを受け、RSSフィードを提供し、購読を受け付けている。また、23社(28%)は持っている企業アカウントのTwitterにリンクしている。

そして、Inc. 500との比較がある。加えてForbesでリストアップされている米国の大学、慈善団体のBlog導入比との比較している。
次にFortune 500と、Inc. 500のPodcastingおよびVideo Bloggingも比較している。
Source:BtoB Online / ‘Fortune' 500 slow to adopt blogs as communication tools
Source:Society for New Communications Research / The Fortune 500 and Blogging: Slow and Steady (pdf)

企業規模が違うということはあるが、ユーザ・顧客・消費者と近い企業、ステークホルダーとオープンな会話を必要とする企業哲学、内部の組織構造などの違いが原因だろう。

さて、世界同時不況の昨今、広告も広報も予算を削られる企業が続出している。削減された予算で昨年と同等の効果を上げるのは難しい。となると、顧客と新しいコミュニケーションチャネルを通して会話することで昨年同等の効果、結果を上げなければならない、と、考える企業はあるだろう。

その新しいチャネルがBlogなどのソーシャルメディアになるのか、それとも...。

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