Strategy Analyticsの「Global mobile handset shipment」によると、2009年Q1の携帯端末出荷台数は前年比13%減の2億4500万台となった。これは27年間で最も急激な下落だ。
景気悪化に足を引きずられた小売業者の在庫圧縮・削減で出荷台数が大きく落ち込んだということだ。
Nokiaが2,230万台(19.3%)、Motorolaが1,270万台(46.4%)、Sony Ericssonが780万台(34.9%)減らしている。
トップ5でのシェアは以下の通り。Nokia、Motorola、Sony Ericssonがシェアを減らし、SamsungとLGがシェアを伸ばしている。
Appleは2009年Q1に380万台を出荷し、2008年Q1の170万台から123%増を勝ち取っている。このAppleのiPhoneは、タッチスクリーンのライバルであるNokia 5800の出荷台数260万台弱を大きく上回っている。
Source:Cellular News / Global Handset Shipments Fall at Fastest Rate in History During Q1 2009
1200万台以上を減らしたMotorolaは前々からいろいろと騒がしかったが、780万台も減らしたSony Ericssonに関して、昨今、様々な情報が駆け巡っているのも納得できる。
Gartnerのデータを伝えるCNETによれば、2008年スマートフォンの販売台数は約1.4億台(前年比13.9%増)となっており、そのOS別の台数、シェアは以下の通り。
Source:CNET / Mobile OS wars: Symbian leads globally; Mac OS X surges
Symbian、RIM、MWMが3強だが、Mac OS Xが今年、その一角に食い込むのは間違いなさそうだ。
そして見えてくるのは、3G、スマートフォンの普及だ。2008年に販売された携帯電話11億8000万台のうち、3G、スマートフォンが1億3900万台で11.8%のシェアということだ。SMSやMMSだけではなく、アプリ、ゲーム、ビデオ、TVなど多様な展開が可能となる3G、スマートフォンが、今後の新しいメディアチャネルとして、そして個人をターゲットとしたタッチポイントとしての重要性が高まってくる。
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