追記:
上のドイツ語を「Vielen Dank, BVDW!」へ訂正します。
詳細は、「German Search Engine (Online Ad 2010/03/19)」を参照のこと。
ということで、2009年のドイツにおけるオンライン広告の現況を紹介する。
まず、ドイツにおけるオンライン広告市場は前年比12%増の40億ユーロに達している。これはTV、新聞に次ぎ三番目のメディアで16.5%のシェアを獲得している。この傾向は2010年も継続すると見られ、OVKは今年のオンライン広告規模を47億ユーロと予想している。



Screen Digestによれば、2009年ドイツのビデオ広告市場は1億ユーロ強の英国とは開きがあるが、4,250万ユーロの仏よりも大きい。2013年には英国が3億ユーロ強で、仏が1.25億ユーロ、そしてドイツが1.38億ユーロと予想されている。
それにしても2010年から2013年の伸びを計算すると3カ国ともに2009年の2.5倍以上の規模に膨れ上がる計算だ。

切り分けている年代が違うが、英国の普及率は45-54歳で79%、55-64歳で63%となっている。
Source:Ofcom / UK Adults' media literacy 2009 interim report
若年層はもちろんだが、中高年も欧州のインターネット先進国である英国にドイツが追いついてきたようだ。

下図のトップに書籍が来ている。これはインターネットユーザの58.2%はオンラインで書籍検索を行い、そのうち38.7%がオンラインで書籍を購入したことになり、コンバージョン率は66.5%となる。

Source:OVK Online Report English
さてさて、今年は英独仏の欧州コア三カ国においてビデオ広告が肝になりそうだ。ただし、ビデオ広告だけを出せばいいというものでもない。当然、バイラルビデオの施策もあっての話だ。昨年のT-Mobileのビデオは視聴1,800万回を越えている。こんな楽しいビデオがたくさん見られるかもしれない。多分、Samsungで?あるいは日本のブランドで?
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