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2009/09/01

SAS Globe of Fortune

SASがFacebook Connectを使ったオンラインゲームというか、オンラインコンテストというか、無料で航空券が当たる懸賞抽選サイトを立ち上げたとAdverblogが伝えている。

ただし、このゲームに参加し、航空券をゲットするには18歳以上でFacebookに25人以上の友人を持っていることが条件だ。また、出発地はSAS便が出ているところで、こちらで勝手に別なところを決められない。それと一緒に旅行するFacebookの友人が必要だし、二人で一緒に旅行する動機を書いて送らなければならない。
(下をクリックでサイトへ)
sas_global_fortune02.jpg
こんなに面倒でも、当たったら気の合う二人でタダ旅行を楽しむことができる。
ただし、受付は8月31日、そう、昨日までだったのだが。
sas_global_fortune03.jpg
Source:Adverblog / SAS Globe (Facebook) of Fortune

Facebookにページプレゼンスを持っていないSASにしてもFacebookを使ったマーケティングを開始している。というか、開始せざるを得ないのだ。

ターゲットがどこにいるかを考えると、それはTVでも、新聞・雑誌でも、メディアのWebサイトでもない。ターゲットはソーシャルメディアスペースにいるわけだ。そして、そのソーシャルメディアスペースはユーザの友人コネクションを通してコンテンツ露出を共有し、再露出してくれるスペースとなっているわけだ。

それさえ理解すれば、後は露出方法だけといってもいい。

なお、このAdverblogのエントリページ末尾にKorean Airが広告を載せていた。クリック先は言わずもがなのKorean Airの公式Webサイトだ。DoubleClickというかGoogleのアドネットワークによってKorean Airの広告が、SASのコンテストを書いているAdverblogに配信されたということだ。

SASのFacebookというソーシャルメディアスペースを活用したキャンペーンと比べると、正統派のトラフィック誘引広告だ。それでも広告さえ出していない、いや、出せない他国の航空会社と比べればまだ、いや、ずっとターゲットユーザがどこにいるかを理解しているということになる。

2009/08/21

Hint from NAT GEO

たまには息抜きをということで、数独がお好きな方にNational Geographicからの無料ゲームをどうぞ。
(クリックでダウンロードページへ)
難点はダウンロードしたアプリが全画面表示でしか動いてくれないことだ。それを除けば言うことはない。3つのルートのいずれかを選択し、目的地を目指すことになる。
6x6の簡単なやつから9x9ではなく、8x8のちょっと難しそうなパターンもある。Source:National Geographic

National Geographicが、考えもしないような形で、意図せずにブランドが日本人ユーザに再露出されてゆく。

以前なら友人・知人の間における雑誌の回読くらいでしか、無料でのブランド再露出は起こらなかったわけだが、今なら、一面識もないユーザ間でブランド、コンテンツが無料で共有され、再露出されてゆく。そして、その友人・知人達が自分の個人コネクションに供給することで再露出フローが再生産されてゆく。

この再露出フローと、数独という日本発の世界ブランドを使ってVisit Japanキャンペーンに面白い仕掛けできるかもしれない。

参考:Proposal to Visit Japan -1 (Online Ad 2009/07/28)

2009/05/26

Consumer Insights Report 2009

モバイルゲーム配信会社、GreyStripeが最新の「Consumer Insight」調査を発表したとMobiAdNewsが伝えている。

この調査はGreyStripeのiPhoneユーザを対象として、ゲームジャンル、ゲームタイトル、機種、iPhoneのエンゲージメント指標などに関して行われている。

まず、調査対象者の
  • 年齢:25-34歳(27%)、35-44歳(25%)
  • 性別:女(48%)、男(52%)
  • 学歴:BS/BA(32%)、大卒(31%)
  • 収入:$32-78K(35%)、$78-165K(27%)
ときて「購入理由」がある。この購入理由はゲームに限らず、すべての製品の購入にかかわる理由だ。ここで、広告が購入理由の45%を占め、メーカーや販売店のWebサイトは44%だが、「友人の推薦」、すなわちWOMが70%でトップだ。
次にPC購入予定について聞いている。
そして、購入する予定のPCに関する情報を入手する信頼できるソースは、メーカーWebや地元小売店などを押さえて、「友人・家族」がトップで77%に達している。

「友人・家族」=「Someone like me」で、かつ、よく知る人間のWOMがトップだ。
Source:MobiAdNews / Cosumer Insight Study

全製品の購入理由、および購入予定のPC情報入手の信頼できるソースのトップに「WOM」が挙げられている。このWOMをどうやって醸成すべきなのだろう?

それはPRですと言いたい向きもあるだろうが、広告にしろPRにしろ、総体的なマーケティングとして考えれば、いかにメッセージやコンテンツを消費してもらうかだ。そのチャネルが何であってもかまわない。そして、今の消費者=インターネット(モバイル)ユーザの存在スペースを見れば、訴求チャネルというよりは、存在スペースを共有することこそが重要だ。

共有する存在スペースで継続的にメッセージ、コンテンツを消費してもらうことがWOMにつながり、購入決定へと期待できるのではないだろうか。

それを実行している企業・ブランドのひとつがKodakだと考える。

参考:Kodak Facebook Strategy (Online Ad 2009/04/17)

2009/01/27

Volvo Advergame

Volvoのトラックを運転するゲームがある。
(下をクリックでサイトへ)
直接、ゲームをやってみたい方はどうぞ。

Source:AdverBlog / Experience a Volvo Truck

俗にいうAdvergameといわれるジャンルに入ってくるものだが、Adverblogがコメントしているように、どれだけ本当のトラックドライバーがアクセスし、販促につながるのかは疑問だ。ただし、このゲームサイトをアナウンスするプロモーションが行われているだろうから、単純に18歳までの少年達だけがゲームにのめり込むサイトにはならないはずだ。

こんなアプローチも「あると思います」。