2006年12月、Ipsos MORIとYouGovが英国の6,500世帯にインタビューしたPoint Topic のCS3 (Consumer Survey 3) がある。
それによると、UKの世帯数60%を占め、家庭からインターネットへアクセスする人々の携帯電話利用に前回、2006年1/2月のCS2と比べて変化が出ている。音声通話を行ったのは前回の84%から80%へ減少している。SM(ショートメッセージ)、音楽ダウンロードも減少しているが、写真画像を送受信するのは増えている。
表にはないが、もっとも顕著な変化は過去12ヶ月間に携帯からインターネットへアクセスしたことがある人々が4.8%から16%に増えていることだ。
移動中に何ができればいいかという設問への回答を見ると、60%がEmail、45%以上がインターネットサーフィングや検索、30%以上がオンラインバンキング機能を上げている。
ところが、上の表にある実際にEmailの送受信を行ったのは12月の調査で伸びたといっても10%以下だ。インターネットアクセスは12月でもまだ20%以下となっている。やりたいことと、やったこととの間に大きなギャップが見られる。
Source:Point Topic / Internet on the move : the people want mobility
Point Topicは、このギャップを説明するためにいくつかの可能性を上げている。そちらは製品開発マーケティングにお任せすることにして、ここで注目すべきはUKの携帯インターネットアクセスユーザが4.8%から16%に急増していることだ。
Morgan StanleyのGlobal Technology Trendsによれば、第2.5世代+第3世代携帯合計は2006年で6億台、07年で10億台、09年には18億台を上回ると予想している。普及率は06年で30%前後、07年で45%前後、09年で75%前後を予想している。AppleのiPhoneが投入されれば一層、モバイルインターネットユーザを押し上げてゆくだろう。
今後、モバイルユーザを対象としたWebコンテンツ制作や、モバイルユーザをターゲットとしたマーケティング戦略の立案が急務になってくる。
参考:Morgan Stanley / Global Technology Trends Presentation (pdf)
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