2007年、マーケティング予算を増やすのは63%に達している。減らすのは8%にしか過ぎない。
63%のマーケティング予算を増やすという企業のうち、
- 8%が 50-100%増加
- 5%が 30-50%増加
- 18%が 20-30%増加
- 38%が 10-20%増加
- 31%が 0-9%増加
マーケティング予算をどういったメディアに配分するかを見ると、昨年並みに変化なしという回答が多いのは、それぞれ84%と78%となっている屋外とTVだ。印刷媒体への予算も47%が変化なしという回答だ。
増やすという回答のうち、最大の伸びを示しているのは76%が増やすというオンラインだ。次に50%のDM、44%のイベント・展示会が続いている。
B2Bのマーケティングといえば専門誌・業界誌への出稿、イベント・展示会参加、客先デモ、DMやホワイトペーパーなどが主流だ。それらから引き合いを獲得するのがするのが目的なわけだが、それらの伸びを上回る予算をオンラインにつぎ込もうとするマーケターが多いということは、B2Bでもオンラインメディアを活用することの効果が認識されてきたからだろう。
そのオンラインメディアのどういった側面に予算を投下するかというと;
- 32% Webサイト
- 22% Email
- 19% 検索
- 9% Webcasting
- 6% バナー
- 5% 他
- 3% ビデオ
Source:BtoBOnline / Marketing Priorities and Plans 2007
検索・バナー広告やEmailからトラフィックを誘導し、Webcastやビデオなどで充実させたWebサイトのコンテンツを消費してもらおうという戦略だ。すでにB2Bの情報収集はオンライン化が進んでいるから、多分、「他」に分類されているものの中にBlogが含まれているだろう。Blogでの情報発信を行わなくては、コンテンツの共有も転送も期待できない。だから必ず予算化されているはずだ。
米国のB2B企業はますます積極的にオンラインをマーケティングに取り込もうとしている。Web、広告、PR、Blogなど様々なオンラインメディアを活用して大量の情報が発信されることになる。Cargillのような典型的なB2B企業がオンラインでブランディングをする時代でもあり、この露出に対抗する必要が日本のB2B企業にはある。
参考:Cargill : B2B Branding Campaign
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