2007/01/26

Online Video, SNS and Wikis for B2B

以前、紹介したKnowledgeStormとUniversal McCannによる「Blog and RSS for B2B」に続き、今回はオンラインビデオ、ソーシャルネットワーク、そしてWikiという新興メディアのB2Bへの影響を説明している「Emerging Media Series : Online Video, Social Networks and Wikis」を紹介する。

今回は5,300人のビジネス、テクノロジーの専門家を対象に、オンラインビデオ、ソーシャルネットワーク、Wikiへのアクセス、評価、購入決定への影響などを調査している。
  • 調査対象の45%は、企業内でのテクノロジーに戦術レベルで参画
  • 同55%は、テクノロジーの導入、管理に従事
  • 同42%は、IT調査や経験から社内の10人以上に頼られている
  • 同28%は、IT製品・システム購入、購入承認権限を持つ
オンラインビデオ
  • B2Bバイヤーの63%が少なくとも週に一回はオンラインビデオを閲覧している。
  • 63%がビジネスおよびテクノロジー情報の両方に関するビデオを閲覧している。ビジネス情報のみは10%、テクノロジー情報のみは20%。どちらも見ないのは7%にしか過ぎない。
  • 閲覧するオンラインビデオコンテンツの内訳は、70%がWebcast、67%がニュース、62%がデモをあげている
  • オンラインビデオがIT購入決定に影響すると回答したのは57%だ。
ソーシャルネットワーク
  • SNSを良く知っているのは24%。
  • SNSをどういった目的でB2Bバイヤーが利用しているかというと、69%がビジネスのネットワーク作り、あるいはそれを拡大するためと答えている。
Wiki
  • Wikiを良く知っているのは47%。
  • 毎日Wikiへアクセスするのは16%、毎週は36%
  • ビジネスとテクノロジーの両面でWikiを利用するのは63%
  • Wikiコンテンツを同僚に推薦したり、転送するユーザが70%(毎日、毎週、毎月)
  • WikiコンテンツがIT購入決定に影響するのが52%
Source:KnowledgeStorm / Emerging Media Series : OnlineVideo, Social Networks and Wikis (注:pdfダウンロードにはユーザ登録必要)

Knowledgestormは、結論として、「B2Bマーケターはオンライン予算を増やし続けている。従来からのバナー広告や検索エンジンマーケティングを越えて、オンラインビデオ・SNS・Wikiといった新しいメディアを検証し、トライすべきだ。これらコミュニケーションチャネルはB2Bテクノロジー市場における特定なニッチにターゲットでき、リーチを広げる大きな可能性を提供している」としている。

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