オンラインビデオが人気を博しているため、若い連中しかこういった類のコンテンツにアクセスせず、見ているビデオの大半はユーザ自作のものだという印象をもつ人が多いかもしれない。当然、12-64歳の44%以上が最低週に一回以上オンラインビデオを見ており、その中でも25-34歳の64%が最低週一回はオンラインビデオを視聴しているということから若年層が主体だということは分かる。しかし、実のところ、55-64歳の男性の43%、女性の27%も最低週一回はオンラインビデオを視聴しているという。
ビデオコンテンツはここでも、ニュースがトップで40%、天気と映画プレビューが30%となっているが、驚くのはユーザ自作のビデオは最下位のたった6%程度しかないことだ。
Source:Ad Age /Who's Really Viewing YouTube
12-64歳の44%以上が最低週に一回以上オンラインビデオを見ているということ、そしてもっとも見られているコンテンツがユーザ自作ビデオ、すなわちアマチュアコンテンツではなく、ニュースや天気・映画プレビュー、すなわちプロが制作したコンテンツだということが明らかになっている。この二つを重ね合わせると、ブランドとのタイアップでユーザ自作のビデオを募集し、YouTubeなどにアップさせ、露出やWebへのトラフィック増加を稼ぐ戦術にほころびが見えてくる。
確かにViral Video Chartがリンク数と視聴回数で選んだTop 10 Viral Videos of 2006のうち6本は自作ビデオ(*)だが、ブランドとのタイアップというか、宣伝・広報ベースのものはローカルFM局開局アナウンスを行った10位のTシャツ155枚重ね着男ぐらいだ。ナショナルブランドとのタイアップビデオは少なくともトップ10には顔を出していない。自作ビデオ募集段階でBuzz、クチコミを作り出せるほどの露出を投下しても、自作ビデオそのものが見られないのでは、ブランドとのタイアップによる自作ビデオ募集戦術は再検討する余地がありそうだ。
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- Free Hug*
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- Evolution of Dance*
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