Deutsche Telekom AG、T-Com、Business Unit T-Onlineが「Deutschland Online : The Future of broadband Internet」という調査データを発表している。また、特別レポートとしてSocial Webも別途、用意されている。
各国のエキスパート115人、6,347人の消費者を対象に、トリプルプレイ、IPTV、Web 2.0、ブロードバンド、教育、そしてデジタルライフを取り上げている
それによるとドイツのブロードバンドは2010年に2,100万世帯、2015年に2,700万世帯に普及し、全世帯の70%に達するとされる。IPTVは2015年に700万人。SNSに関しては、ドイツは英・仏よりは開発が進んでいるが、米・日・韓・スウェーデンよりもかなり後れている。
Source:Deutschland Online 4 Study
参考:Digital Media Europe / Digital Lifestyle Design (DLD) 2007
まだまだ、貴重なデータが詰まった資料を公表しているの。いつもなら図表を示して紹介するところなのだが、巻末に
This work is copyrighted in its entirety. Any usage in violation of the narrow boundaries of copyright law without the prior approval of T-Com, Business Unit T-Online is prohibited and is punishable by law.
This applies especially to any copying, translation, microfilming or storage and processing in
electronic systems.
という注記があり、翻訳などは郵送で申し込まなければならない。
何のために独語資料を英語へ翻訳したのかとさえ思ってしまうし、いまどき、郵送ですか?と訊ねたくなる。また、このSocial Webレポートでは「情報を共有すること、そしてUGCおよびオンラインコミュニティが同程度の大きな意味をもっている」と書いているが、「All Rights Reserved」というスタンスはレポートが報告する、「今、必要なこと、意味を持つこと」を拒否しているように映る。
「All Rights Reserved」というスタンスでは情報コンテンツを消費してもらうことは期待できない。情報が世界へ拡散、波及することはない。ユーザが情報を消費し、それをコンポーネントとしてコンテンツを作成し、Web/Blogで発信することもない。コミュニティに提供されることもない。
「情報を共有してもらい、UGCとして発信し、消費してもらう」ことを目的とするならば「Creative Commons」という考え方を理解することが重要だ。
参考:Creative Commons vs. All Rights Reserved
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