Ipsosの新しいデジタルビデオ調査が発表された。12歳以上の米国ユーザを対象に年2回行われているもので今回の調査は2006年12月に行われ、2007年1月にフォローアップが行われている。今回は846人が対象となっている。
それによると、対象の58%がオンラインでストリーミングビデオを視聴しており、12歳以上の全米国人の44%(約1億人)にあたる。 28%はデジタルビデオファイルをダウンロードしている。年代別に見ると、ティーン(12-17歳)、およびヤングアダルト(18-24歳)の四分の三がオンラインでストリーミングビデオを視聴した経験がある。
また、これらティーンとヤングアダルトは、自分が持つビデオライブラリの20%をHDD/DVD-Rで所有している。今のところライブラリの大半は購入したDVDやVHSカセットだが、ユーザのデジタルビデオライブラリは、ストリーミングやダウンロードが普及するにつれて拡大する。
オンラインで提供される多様なビデオストリーミングだが、YouTubeなどで共有されているショートビデオクリップがもっとも人気が高い。事実、四分の三のユーザはショートニュースやスポーツ、三分の二のユーザはアマチュア、あるいは自作ビデオクリップを視聴している。
約40%がYouTubeで視聴したり、ダウンロードしている。MySpaceおよびGoogle Videoも人気の高いサイトで、約20%がこれらサイトへアクセスしている。
しかし、フルサイズのTV番組や映画のダウンロードはまだこれからだ。ストリーミングやダウンロードするユーザの43%は、将来的にフルサイズ映画のダウンロードに興味を持ち、38%はTV番組に興味を持っている。
Source:Ipsos / Press Release Latest MOTION Study
Source:MarketingVox / Ipsos Study: Americans Love Streaming Video
IpsosのEVP、Cruikshankは、「フルサイズダウンロードに障害となるのは、料金とDVDへ落とすことができるかどうか」で、「新しく開発される技術によって現在の障害はある程度取り除かれるだろう」。しかし、「まあまあの料金、あるいは広告がついて無料で利用できる24時間/7日間アクセスという現在のショートビデオクリップ特有のメリットもある(ため、全面的にフルサイズダウンロードへ移行するわけでもない)」と語っている。
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