Millward Brownから2007年のBrandz top 100が発表された。Millward Brownのブランドランクが面白いのは他のランキングとは違い、財務データに加え、ユーザのロイヤリティ、ブランドの成長力などを加味したランキングになっていることだ。
世間で注目されるのは昨年の7位からランキングトップにGoogleが躍り出たことだろうが、そちらはReutersのニュースを伝えているCNN Moneyを参照していただくことにして、アジア地域と携帯業界のランキングを見てみる。
アジアのトップブランドは、日本ではなく、中国のChina Mobile。エレクトロニクスメーカーも日本ではなくSamsungが上位に来ている。
携帯ブランドもChina Mobileがトップ、DoCoMoは3位で、ブランド価値に変化がないとされている。
車ブランドでは、Toyotaがトップを占めるが、その他のアパレル、ビール、贅沢ブランドは言うまでもなく、金融機関のトップ10に日本からランクインはなしという結果だ。
Source:Millward Brown / BRANDZ Top 100 Report 2007 (pdf)
Source:CNN Money /Google tops list of most valuable brands
日本からはトップ100に7ブランドがランクインしているが、どうしても寂しさが隠せない。経済摩擦解消のため、少子高齢化が顕在化するずっと前から世界へ進出し、グローバル化、現地化を進めていた日本企業のブランドはToyotaなど少数の例外を除けば、まったく確立していないようだ。
つい最近アップした「Brand Barometer」でもブランドロゴマーク・IDの認知が90%以下の企業が4社もいた。今度とも一層グローバル化が要求される状況で、ブランディング、特にオンラインブランディングの必要性を感じている企業はいないのだろうか?
参考:Brand Barometer
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