以前、WashingtonPost.comの記事、2006年12月27日の「Google Set To Expand Newspaper Ad Program」を引用して、今年1月8日に、「Google Print Ad and Beyond」を書いたことがある。そのソースが以下のWebページだ。
もう書いたことさえ忘れていた記事なのだが、最近、本BlogへWashingtonpost.comをReferring sourceとしたアクセスが1件あった。
実は、このBlogではSitemeter、Hitstats、Google Analyticsなどを使ってアクセスをモニターしている。そのSitemeterのログを見ると、左のようにReferring URLとしてwashingtonpostがあり、AR2006122600787.htmlが表示されている。このAR2006122600787.htmlが「Google Set To Expand Newspaper Ad Program」のURLだ。WashingtonPost.comの記事から本Blogへ飛んでくるのはどういう訳だ?と思い、再度、ソース記事へアクセスしてみた。
そうすると、ソース記事をBlogしたリストがあり、その中に「Online Ad」も表示されている。(注:このリストはどういう選択基準でBlogを選出しているのか不明だから、このリストから「Online Ad」が消えるのは時間の問題だと思う)
そのため、WashingtonPost.comの記事へアクセスしたユーザが、その記事をBlogったユーザはどんなことを書いているのかとアクセスしてきたということだ。ただし、アクセスしてみたのはいいが、日本語で書かれたBlogに仰天し、あっという間にいなくなってしまったということだろう。
それはさておき、合計で59のリンクが張られているこの記事だが、WashingtonPost.comユーザ以外にも露出しているということだ。
リストにある「Idaho Radio News」は直接的にWPの記事に言及せず、Googleの新聞広告への取り組みを取り上げたニュースソースとしてリンク、「Content Bridges」はWPが取り上げたGoogleの広告ブローカリングとして書いている。「Online Ad」はより詳細にWPの記事を説明している。その他のBlogでも程度の差こそあれ、WPに言及したり、リンクを張っているはずだ。
WPの記事にリンクしている名の知れたBlogは、2,899BlogからリンクのあるSearch Engine Land、1,781のMarketingPilgrim、1,186のZDNetなどだ。これらBlogへのトラフィックはMSM (Main Stream Media) のそれと肩を並べるか、それ以上のケースもある。
MSMとしては個人、団体、企業Blogなどからリンクを張ってもらうことで露出を拡大、拡散できる。だから、WSJやNYTのパーソナライズドページ提供や、最近のUSA Todayの動きのようにWeb2.0対応を積極化し、記事へのコメント、コミュニティーやフォーラムで発言、写真提供などをユーザに開放している。固有ユーザ以外に様々なリンク、露出をクロスメッシュさせてWebサイトの価値を高めようとしている。PVやUA (Unique Audience)、滞在時間、ユーザあたりの消費ページ数など様々な指標は、Webサイト単体での指標だ。その意味でWeb 1.0的な指標だ。しかし、ユーザリンク、ソーシャルブックマーク 、Google/Yahoo!のパーソナライズドページへのブックマーキング、SNSでの記事共有を行わせることによる外的ハブ指標、すなわちWeb 2.0的な指標をあげることこそがWebサイトの価値を高めることになる。
これと同じことが企業Webにも言える。が...。
参考:Google Print Ad and Beyond
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