2007/08/21

Symphonic Concert on Second Life

英国ロイヤルリバプールフィルハーモニーが9月14日にSecond Lifeでコンサートを開催する。

ラベルやラフマニノフではなく、リバプールの作曲家、Kenneth HeskethとJohn McCabeの作品を演奏(?)予定だ。100席のチケットがくじでSL住人に割り当てられる。入場者はバーチャルコンサート会場でライブのビデオ、オーディオストリームを楽しむことになる。その後、バーでライブのQ&Aを楽しむこともできる。

オーケストラのCEO、Michael Elliotは、「今日のオーケストラは音楽をよりアクセスし易くし、新しい聴衆に鑑賞を働きかける必要がある」、「そうするためには新しい技術が提示する機会を利用することだ。我々にとり、2003年以来爆発的に伸びてきたSecond Lifeは潜在的なグローバルオーディエンスに訴求することを可能としてくれる」と語っている。

Source:Guardian Unlimited / Website sets out its stall for first online symphonic concert

それにしても、このオーケストラはWebサイトからPodcastもやっていれば、オリジナルの着信音がダウンロードできるし、リアルタイムでチャットもできるようだ。それに加えて、Second Lifeでのコンサートを開催するのだ。

どこかの企業が顔負けするほどオンラインのマーケティングが進んでいる。耳目を集めやすいSLを使った一発型のマーケティングではなく、これまでPodcastなどを使ったオンラインのマーケティングが培ってきた実績があってのSLだ。それがあってこそ、オーケストラのCEOの言葉が意味を持つ。

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