ソーシャルネットワークの世界地図がある。
国ごとに最上位を占めるソーシャルネットワークで色分けしたものだ。(クリックでオリジナルへリンク)
各SNSがトップシェアを持つ国々(同)
Source:Valleywag / The World Map of Social Networks
comScoreからもSNSのデータが出ている。
Source:comScore / Social Networking Goes Global
それぞれ各国でトップシェアを占めるSNS、あるいは各SNSごとの地域シェアという数字だが、世界地図や地域%を見ると米国発のSNSが世界にくまなく普及していることが分かる。日本のユーザは日本語版ができる前からMySpaceに大挙していたし、Friendsterなどにもアクセスしていた。同じことが世界中の国々、ユーザで起こっている。オリジナル言語に関係なくローカルSNSとして人気が沸騰すればその国でトップのSNSとして利用されている。
米国を主戦場としているMySpaceやFacebookにしたところで欧州でそれぞれ24.7%、16.8%のユーザを獲得している。この2サイトに弾き飛ばされた格好で海外で地位を築いているのがブラジルやインドでトップとなったOrkutだし、インドネシア、マレーシア、シンガポール、フィリピンでトップのFriendster、そしてFacebookもカナダ、エジプト、ヨルダン、レバノン、UAE、UKでトップとなっている。MySpaceも最近日本語サイトを立ち上げている。
米国のSNSであろうと、なんであろうと世界中のイノベーターが飛びつき、アーリーアダプターがそれに続き、最新情報を各国のローカルユーザに広め、世界中にユーザが広まってゆく。しかし、このダイナミックでグローバルなメディアを国、地域、地方単位でしか活用していないのが現状だ。なぜ、グローバルなマーケティングのメディアとして積極的に活用しないのだろう?SNSであろうが、ニュースサイトであろうが、バイラルビデオであろうがグローバルなユーザに直結するメディアを利用したグローバルなオンラインブランディングをなぜ、どのグローバル企業も行わないのだろう?
なお、日本トップのソーシャルネットワークとなるとMixiだが、韓国のCyworldと違い、リストアップさえされていない。Cyworldは日本、米国、中国、台湾へも進出しているため、Mixiと比べれば世界での露出が多いということなのだろうか。Mixiと、日本語を英語に直訳しただけのグローバルWebサイトを持っている日本のグローバル企業の姿がダブル。
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