2008/02/21

Top 10 Application-Design Mistakes

Jakob NielsenのWebサイト、Useit.comに「アプリケーションデザインで犯す10大ミステイク」というのがあがっていた。
基本的にWebベースのアプリケーション、UIを取り上げて、開発意図とユーザ理解の違いから起こる間違いを教えてくれる。
  1. 標準的ではないGUIコントロール
    リンクしないコマンドリンク、チェックのつかないラジオボタン、リストが表示されないプルダウンメニューなどは論外だが、クリッカブルだと思うボタンがクリックできないことはたまにある。

  2. 矛盾するデザイン
    同じものを説明する際、別の言葉、表現、パターンを使うケースもたまに見る。

  3. 知覚できない操作方法
    チェックボックスならチェックし、スライドバーならドラッグすることは理解できる。が、全く初めてのUIに直面した際、どこに何があるのかも分からず、手当たり次第にクリックしたことはありませんか?

  4. フィードバックなし
    システムが何らかの処理を実行している際、それをフィードバックしないことが多々ある。そのためユーザは何がおきているのか分からない。「1秒以上コマンド処理がかかる場合=ビジー」、「10秒以上かかるなら=プログレスバーを表示」するだけでユーザを逃がすことはない。

  5. 分からないエラーメッセージ
    これは結構出くわすことがある。「何かがうまく行っていない」とはメッセージが表示されるが、「なぜ、どうして」という理由を説明してくれるメッセージは少ない。

  6. 同じ情報を何度も入力させる
    折角、十数個の個人情報を入力した何ページか後で、同じ情報を入力させるシステムはある。

  7. デフォルト値なし
    デフォルトは「選択スピードを上げ」、「サンプルとしてユーザに伝え」、「初心者を導く」ことができる。それがないと移り気で、ワンクリックで逃げ出してしまうユーザの気を引き、次へ進ませるのは難しい。

  8. 分かり易いコンセプトなしでユーザにアプリを使わせる
    PowerPointなら大抵の人はそのコンセプトを理解しているし、分からないところは誰かに聞ける。が、アドバイスやアシスタントがいない環境で全く初めてのUIを理解することは難しい。

  9. 情報利用目的を告知しない
    何も知らせずZipコードを入れたら次のページを見せるようなケースは、個人情報の悪用を恐れるユーザは逃げ出してしまう。

  10. システムセントリックな機能
    開発側が意図する機能、フォーム、データの見方をベースとしたアプリは、ユーザ視点が欠落している可能性が高い。

  11. ボーナス:Webフォームでのリセットボタン
    フォームで様々な情報を入力させる際、リセットボタンだけを置いておくのは間違い。ユーザが費やした時間と労力に敬意を表するためには「再確認」ボタンも必要。
Source:Useit.com / Top 10 Application-Design Mistakes

このアプリデザインとユーザの関係をマーケターとカスタマー・プロスペクトに置き換えてみるとなんだか同じような問題、ミスを犯しているように思える。

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