2008年、オンラインビジネスはユーザー経験を強化するためにどういった手法、中でもWeb 2.0と呼ばれる手法、ツール、技術、そしてどういったタイムフレームで採用するかを調べたものだ。
- 三分の一はズーム、複数視点からの代替図を採用しており、他の手法と比べ10%から30%も効果が高いと評価
- 25%はマイクロサイト、ビデオ、オンラインカタログ、Blog、色変更、RSSなどを上記同様に効果が高いと評価
- 50%以上はWeb2.0系のRIA(Rich Internet Application)を今後6ヶ月以内に採用予定、93%は1年以内に採用予定
- 360度スピンを非常に効果が高い機能の一つと評価
- 採用予定機能として、M-Commerce、URL/Widget共有、360度スピン、ユーザレビューが人気
- 機能強化の前提としてクリック・コンバージョン増を指標とするが、40%以上は質の高いフィードバック、売上増加を機能強化の効果指標としている
この調査の対象となった347社の55%は、小売、広告代理店、コンピュータハード・ソフト・サービス、そして消費財メーカーとなっている。特に小売が25%を占めているので若干B2Cに偏重している傾向はあるだろうが、ビジネスサービスが3.5%、産業機材メーカーが4.3%となっているのでB2B系もカバーはしている。
計画したWeb2.0採用(一番上の図)で1番目は「複数視点の代替図」、2番目に来るのは「ユーザ評価、ランキング、コメント」、3番目が「ビデオ」、4番目が「Blog」となっている。これは、押し付けではないユーザセントリックな対話、マルチメディアを活用した情報共有と消費促進、そしてユーザ・消費者からの情報発信による情報伝播がB2BでもB2Cでも変わらずにテーマになっていることをうかがわせる。
いつまでもスタティックなWebページで情報の共有、消費、発信ができないことを理解しているのだろう。
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