2008/02/28

Click Forensics Special Reports

「Class Action to Ask」で書いたようにクリック詐欺は留まることを知らず、Ask.comへの集団訴訟沙汰にまで発展している。

参考:Class Action to Ask (Online Ad 2008/1/22)

そこでClick Fraud Indexを出しているClick Forensicsから広告主と、出版メディア側へのレポートが出ている。

広告主向けの「7 Ways to stop & prevent click fraud」に7つの対策が挙げられている。しかし、右にあるように、毎日、広告主ごとにGoogleが14セント払い戻しているのが事実なら大変なことだ。
  1. クオリティの低いサイトへ広告出稿は中止
  2. クリックをモニター、コンバージョンのクオリティを日々の広告費と比較
  3. ターゲットしている地域のみに広告を出稿
  4. クオリティの低いトラフィックの時間をモニターし、コンバージョン向上と詐欺を減らすために広告出稿時間を変更
  5. クリック詐欺やクオリティの低いトラフィックを誘引するキーワードを排除
  6. 競合企業を特定し、ドメイン・IPでブロックして別のページへ誘導
  7. クリック監査プロと協力
次に、「How to boost your earnings per click」に出版側への対策が7つ示されている。
  1. ボットトラフィックをブロック
  2. 低いトラフィックをブロック
  3. クリックファームからのトラフィックをブロック
  4. 曜日、時間ごとにインバウンドトラフィックを最適化
  5. 地域ごとにインバウンドトラフィックを最適化
  6. サイトスコアを認識
  7. 関連情報を開示
Source:Click Forensics / 7 Ways to stop & prevent click fraud
Source:Click Forensics / How to boost your earnings per click

「Class Action to Ask」で示した2007年Q3のClick Fraud Indexで日本は中位程度の危険度だったが、Q4になると危険度は上がっているようだ。企業もメディア側も日本では、どこまでクリック詐欺対策をしているのだろうか?

Source:Click Forensics / Click Fraud Index

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