2008/02/05

World Internet Users Update

WorldInternetStats.comによると2007年12月でインターネットユーザは13億を超えている。2005年末で10億1,834万人、2006年末で11億1,427万人、そして2007年末で13億1,987万人になったわけだ。この1年間で2億人以上も増えた勘定になる。

地域的にはアジアが5.1億人、欧州が3.5億人、北米が2.4億人と三強だが、アジアのシェアは2006年末の36%から2.7ポイントもアップし、他地域を圧倒しつつある。しかし、シェアを減らす欧州や北米と比べ、アフリカや中南米が元気だ。いよいよインターネットが途上国でもメディアとして人気を博してきたようだ。

国別では中国が2.1億人、米国(11月30日時点)が2.15億人だが、それこそいつ中国が米国を抜いてもおかしくない。今年春前後には中国が世界一のインターネット大国になるのではないだろうか。

前回の書き込みで注意しておく必要があるかもしれないと書いたアラビア語が10位から8位へ躍進している。そしてスペイン語ユーザは2,400万人近くも増えている。しかし、中国語ユーザの伸びは2,600万人だが、それを越える伸びを見せているのは英語だ。1年間で5,100万人も増えている。
参考:InternetWorldStats.com (Online Ad)
Source:WorldInternetStats.com

InternetWorldStats.comでは、全世界の言語人口において英語人口を20億、中国語を13.5億としている。これは「The Future of English? (pdf)」でDavid Graddolが推測したL1(第一あるいはネイティブ言語)が7.5億人、「Asian Englishes」でBraj Kachruが推測した中国とインドだけで5.53億人が英語を使うというデータなどを元に推測している。

どこまで信頼できるかという疑問は残るが、今後も英語ユーザは言語別ユーザのトップに居座るのではないだろうか。英語コンテンツは他言語のそれを大きく凌駕しているし、インターネットによって世界がグローバル化することで英語の地位は下がるどころか一層上がることも明らかだ。

参考:Lingua Franca & Internet/Online Marketing (Online Ad)

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