先週の12日に「Deutschland Online 5?」を書いた。
昨年の「Deutschland Online 4」は厳格な著作権で紹介できず、「Deutshland Online 5」では4ページしかないpdfだと噛み付いたわけだが、その後、ドイツ在住の読者から突然emailをいただいた。
ご親切に52ページものの「Deutshland Online 5」本編へのリンクをおしえていただいたので下にあげさせていただきます。
参考:Deutschland Online 5? (Online Ad 2008/02/12)
参考:Deutschland Online 4 (Online Ad 2007/02/08)
Source:Deutchland Online 5 (pdf)
なお、前回は以下のように書いた。
要約の最後に「世界経済発展の起爆剤としての国際的なブロードバンドの成長」という一節がある。「ブロードバンド化は世界各国で進み、国際競争力に重要度 を増している。将来、情報社会における米国の占有力は弱まる」と書きながら、「コミュニケーションとエンタテイメントが国際面からももっとも注目される サービスだ」としている。 このコミュニケーションとエンタテイメントのリソースが米国である限り、米国の占有力は弱まるどころか、一層、強固になると考えているだけに、もっと詳しいデータやアナリストの意見が聞きたい。
が、本編を見ると、同じ文脈で語られてはいなかった。
米国の占有率が弱まるというのは、「今後数年、ブロードバンド化されたインターネットマーケット、そして情報社会への発展に中心的な役割を果たす国・地域はどこか」という設問に対して、非常に重要、重要と回答された合計%を見ると、米国は2007年の82.9%をピークとして2015年には77.1%へ低下、アジアは28.6%が82.8%へ、そしてEUは54.3%が74.3%へ上昇するという結果を要約したものだ。
そしてこれを推し進めるのは「コミュニケーションとエンタテイメント」というわけではなく、各国・地域のインフラ整備によるブロードバンド普及率だとしている。
「コミュニケーションとエンタテイメント」が国際面でもっとも注目されるというのは、VoIP、モバイルインターネット、ビデオオンデマンド、Eコマース、トリプルプレイ、IPTVなどのブロードバンドサービスが上げられており、米国のコンテンツ産業を引き合いに出したものではなかった。
前回の書き込みは、筆者の早とちりだった。
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