
当然、1995年なら購買漏斗の入り口では購買バイヤーはベンダーの営業マンと対面で、自社が抱える問題について検討している。これが教育フェーズにあたる。次に営業マンが持ってきた提案を社内でレビューし、再提案などを受ける評価フェーズがあり、最後に社内稟議、最終決定、発注決定、そして導入まで営業マンと交渉するフェーズがあった。


自社が抱える現状の問題点、欠点、改善ソリューションなどを検索する購買バイヤーにコンテンツを提供することで、「引き合いを醸成」し、その引き合いを最終的な購買につなげるために「引き合いを得点化」しなければならない、というわけだ。
例えば、企業規模、タイトル、場所などに加え、Webアクセス履歴、Emailへの反応などを得点化して、購買可能性を評価するわけだ。

特にフォローされた20%の中で、30%しか可能性があると判定されず残りの70%は放置される。しかし、その70%は24ヶ月以内に引き合いを出した企業、あるいはその競合企業から製品・サービスを購入しているそうだ。ということは、フォローされた20%のうち、半分強の収穫に失敗しているということになる。
また、フォローされなかった80%の何%の収穫に失敗していることになるのだろう?

Source:MarketingSherpa
B2Bマーケティング戦略のトップに来る引合生成だが、B2Bバイヤーの情報収集パターン変化に合わせ、引き合いの醸成や収穫を強化するCRMを導入する例は多い。
しかし、その前にオンラインコンテンツの充実や、コンテンツ流通チャネルの整備、オンライン社会での露出評価を検討する必要があるだろう。それなしに引き合いはないのだ。
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