参考:Olympic Marketing:Lenovo (Online Ad 2008/07/10)
そのひとつに「Sumo」がある。
どう見てもクールとはいえないクリエイティブだが、それはさておき。このビデオをアップしているのはLenovoVision だ。Lenovoが開設している北京オリンピックでのホスピタリティセンター、鳥の巣といわれる競技場、北京の風景に加え、ThinkPadやThinkStationの製品ビデオ、そして上の「Sumo」や「Laser」といったTVCF、合計61本のビデオをアップしている。ほかにLenovoのチャネルは14ある。
コンテンツサイトとして世界中のユーザがアクセスするYouTubeを使ったマーケティングが実施されている。特に世界中の注目を集めるオリンピックとい う一大イベントに際して、Lenovoはボトムアップ、消費してもらうコンテンツを提供することで、世界各国のユーザ、潜在顧客にブランドを露出してい る。
Source:YouTube / LenovoVision
Source:BtoB Online / Olympi-ads
話は変わるが、1to1 MediaがLenovoのグローバルWebマーケティングのVP、David Churbuckにインタビューしている。
- オンラインでのユーザ経験を構築する苦労は?
顧客ニーズを満足する最高の経験を提供できるように、競合他社だけではなく、eBay、Amazon、ディスカウントカメラベンダーなど多彩、多様なサイトを参考にしてきた。
とにかく「顧客が何を言っているかを聞くだけだ」。 - 企業戦略でのソーシャルメディアは?
2006年、企業Blogとしてデザイン部門のVP、David Haleを中心として、lenovoblogs.com を公開。以降、ユーザアドボケート、Formula-1スポンサーシップ関連のBlogなど、公式Blog以外に多くのBlogを開設した。徹底的にやろうとしており、wikisや、顧客とのコラボレーション手段など様々なオプションも検討している。北京オリンピックでも初めて100人の参加選手Blogを公開した。 - ソーシャルスペースへ進出するためのアドバイスは?
耳に痛い話を聞いたことがない人には苦痛となる本当の話を聞くためには厚い外皮をまとい、耐える意欲が必要だ。初めてソーシャルスペースへ出て行く企業にアドバイスするのは、人々が話していることをどのようにモニターするかを準備しておくことだ。企業が顧客の声に耳を傾ける時、そしてそのことを顧客が知った時、まったく新しい発見が生まれる。顧客は、彼らの声を誰かがちゃんと聞いていることに満足するのだ。
Source:1to1 Media Podcast / Lenovo Takes Online Marketing to New Heights
ブランドの露出、認知からブランド構築へと時間のかかる作業を黙々と行っているLenovoが期待している効果、結果はひょっとしてこのオリンピックが転機になるかもしれない。
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