2008/08/13

Greener Electronics Guide 2008 June

お馴染みのGreenpeaceによる「Greener Electronics Gudie」だが、6月発表の第8回目のランキングから評価項目が追加、変更されている。そのため3月の評価ポイントからすると各社のポイントは大きく落ち込んでいる。
これは化学物質、電子廃棄物に関する規制を厳格化し、そして5項目のエネルギー評価指針を追加したためだ。

だから、下の7回目のランキングではSamsungとToshibaが7点台後半の得点を上げていたが、8回目では上の通りだ。他社が総崩れとなった中、SonyとSony Ericssonが得点を減らしながらも踏みとどまって首位となっている。
Source:Greenpeace / Greener Electronics Guide June 2008
Source::Greenpeace / New Criteria (pdf)

今回から追加されたエネルギー関連の5項目だが、
  1. 世界での温室効果ガス排出削減を支援すること
    2050年までに50%削減(1990年レベルから)、先進国の場合は2020年までに30%削減
  2. 企業としての温室効果ガス排出量、サプライチェーンの第二段階までの排出量を公表
    ISO 14064に基づいた企業自体およびサプライチェーンの第二段階までの温室効果ガス排出量を公表
  3. 期限付きで企業としての温室効果ガス排出量削減を宣言
    2012年までに20%削減
  4. 再生可能エネルギーの使用量を公表
    総エネルギー消費における再生可能エネルギー比率
  5. 特定新製品のエネルギー効率
    最新の「Energy Star(ES)標準」に準拠し、ES標準を30%上回る
Nintendoは有害化学物質や二酸化炭素排出で改善したが、エネルギー関連ではES標準をクリアできず今回も0.8点で18社中、最下位の18位となっている。Nintendoの個別評価シートを見ると全15項目中、11項目でBad、4項目でPartially Badと評価されている。もし、全項目でマイナス評価も得点に加算されたとすると「0.8」ではなく、「-10」くらいは行きそうだ。

ここまでグリーンが注目を集める今、どんな企業もマインドシフトが必要だろう。
Source:Greenpeace / Nintendo Overall Score (pdf)
参考:2008年9月版は以下へ
Nintendo Least Green Tech Firm (Online Ad 2008/10/01)

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