「Hi Seoul」というキャンペーンが始まっているようだ。
ソウル市が主催し、8月8日から開催しているハイソウルフェスティバル(夏:漢江祝祭)、8月末から開催されるフードフェスティバル、10月から開催されるソウルデザインオリンピックなどがある。それを中国、台湾、日本、それ以外の海外へ紹介しているのがHi Seoulキャンペーンだ。(下をクリックでサイトへ)
「Hi Seoul」には、「ソウルからのストーリー(Story from Seoul)」というセクションがあり、タイの写真家アヌチャイ・セチァルンプトン、中国の映画監督チェン・カイコー、そして日本の小説家村上龍がそれぞれソウルでの体験などを語っている。
ところで、上のバナーがどこに掲出されているかというと、それは「Cyberjournalist.net」だ。(下をクリックでサイトへ:もう、下のバナーは出ないと思うが...)
Source:Hi Seoul / Soul of Asia
Source:ソウル市
Source:Cyberjournalist.net
韓国のソウル市が、オンライン広告キャンペーンを行っていることよりも、Cyberjournalist.netのように少しニッチなBlogサイトにバナーを掲出していることに驚く。
ただし、今、訴求対象者がいるスペースがどこなのかを理解した上で掲出しているわけだから、それは納得する。自分のビジネス、個人的な興味に必要な、役立つ情報を提供するWeb/Blogサイトは国内だけではなく、世界中に存在する。最低、英語が理解できれば最新情報を入手することができ、人の先をいくことができる。そんなアーリーアダプター、インフルエンサーがアクセスするサイトを活用することを理解しているわけだ。
以前、取り上げたエントリでも韓国のサイトは香港のインターネットユーザがアクセスするサイトの上位を占めていた。日本の観光振興協会、Visit Japanはその後塵を拝していた。2年前でもそんな状況だったのだが、Web 2.0的アプローチをすでに実施しているソウル市を見ると、韓国企業のオンライン露出戦略も日本企業のそれを2~3歩は先を行っているように思える。
参考:Visit Britain, Visit Korea, Visit Japan (Online Ad 2006/09/08)
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