マサチューセッツ大学ダートマス校のマーケティングリサーチセンターから、Inc. 500に選出された新進企業のソーシャルメディア導入に関する調査データが出ている。
2007年のInc. 500に選出された企業のソーシャルメディア導入実績を調査し、2008年に再調査して、1年間でどれくらいソーシャルメディアが浸透したかを明らかにしている。
まず、Inc. 500各社のソーシャルネットワーキングの理解度だが、2007年に42%だったものが、2008年には57%に上昇している。1年間でもっとも理解が進んだのはオンラインビデオで、31%から55%に伸びている。WikiもPodcastを上回る程度まで理解されてきた。
次に、実際の導入実績だが、2007年に何も導入していなかった43%が、2008年は23%にまで減少している。1年間で20%がソーシャルメディアを導入している。それだけソーシャルメディアが企業活動に必要だということだ。導入実績では、ソーシャルネットワーキング、オンラインビデオ、Bloggingが群を抜いている。
そして、各ソーシャルメディアの重要度を訊いている。当然、理解度が高く、現在のオンライン社会でソーシャルメディアが果たす重要な役割を十分に認識しているため「非常に重要」とするのが44%、「ある程度重要」というのが34%になっている。
Source:UMass / Social Media in the Inc. 500: The First Longitudinal Study (pdf)
Fortune 500で公式Blogを公開している企業は58社(11.6%)だが、Inc. 500では39%に達している。既成、確立された企業と比べ、非公開、創立間もないが躍進すると期待される企業はソーシャルメディアを広く、深く導入しているようだ。
これは訴求対象ユーザが存在するスペースがどこなのかを考えれば当然の結果だろう。ただし、Inc.500各社の訴求対象ユーザと、Fortune 500各社の訴求対象ユーザが違うということでは決してない。
Source:Fortune 500 Business Blogging Wiki
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