2006/10/20

BT Targeted Ads Work Better Out of Context

BT (Behavioral Targeting) に関して新しい調査データが出た。

様々なサイトやキャンペーンで露出された4億impression以上を調査し、CTR、コンバージョン率、ATR (Action Thru Rate) を行動および文脈カテゴリについて評価、解析したものだ。
1,000万impression以上が露出された9つの行動カテゴリを、様々な文脈カテゴリと照らし合わせて調査したものだ。

行動ターゲティングされた広告を比較すると、掲出ページの「文脈に合ったもの」と、「文脈に合わないもの」で違いが明らかとなった。
  • 108%高い
    行動ターゲティングされた広告を見ると、文脈に合ったものよりも、文脈に合わないもののほうがCTRが108%高い

    行動ターゲティングされた広告は、広告自体の内容とは違う文脈内容のページのほうがクリックされる。

  • 19%高い
    行動ターゲティングされた広告のコンバージョン率やATRは、広告自体の内容と同じ文脈内容ページよりも、違う文脈内容のページのほうが19%高い

  • ユーザカテゴリごとの違いも大きい
    • 「ビジネス+金融」というカテゴリのユーザは、同じ文脈のほうが、CTRは109%、ATRは128%高い
    • しかし、「エンタテイメント」というカテゴリのユーザは、同じ文脈では、CTRは92%、ATRは66%低い

  • 重 要
    パックになったオーディエンスセグメントや自動化されたルールベースのターゲティングでは、行動ターゲティングのメリットを最大限に生かせない。むしろ、行動ターゲティングのメリットを生かすには、独自セグメント化、リアルタイムでの人的データ解析が必要だ。
Source:MarketingVox
Source:BlueLithium (pdf)

なお、iMedia Connectionの「Why You Should Put Consumers In Control」は、日を改めて掲載します。

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