2006/10/13

Save Darfur

ダルフールをご存知だろうか?

スーダン西部、フランス全土と同じ大きさのサバンナ地帯の地名だ。そこで2003年から今までに少なくとも40万人が殺害され、200万人が家を追われ、難民キャンプでの生活を余儀なくされている。現在、350万人以上の人々の生存が危機にさらされており、1994年のルワンダでの大量虐殺以来、このような規模での飢餓、強姦および集団虐殺は例を見ない。

スーダン軍と、支援する現地アラブ系民兵組織が、反政府武装闘争を続けてきたアフリカ系住民と地域住人を無差別に殺戮してきた。2003年以来、国連による休戦協定、武装解除要求、国連軍の派遣など手段を尽くしてきてはいるが、いまだにスーダン政府の支援を受けるアラブ系民兵組織は虐殺を継続している。

この大量虐殺に終止符を打つため、Washingtonpost.com、NYTimes.comなどに 「 Save Darfur 」 というオンライン広告が掲出されている。
ブッシュ大統領に対して、国連に平和維持軍派遣を強く要請するよう訴えるTVCFも最近、流されたようだ。

Source:Save Darfur

宗教関係団体、人権擁護団体、教育団体がコアのメンバーとなっているSave Darfurは、ついに人気映画俳優George Clooneyも担ぎ出し、9月14日、国連安全保障理事会で彼にDarfurの状況説明、21世紀最初の大量虐殺に対して国際社会の早急な行動を促すスピーチを行わせている。

Source:American Rhetric New Top 100 Speeches

日本ではあまり報道されないこのダルフールだが、驚くのは日本の女子中学生のBlogに登場することだ。彼女の英語の教師から「Save Darfur」のキャンペーンレターをもらい、驚くべき悲惨な状況を知り、自分で何かを起こさなければならないという思いのたけを綴っている。

そして、Geroge Clooneyを担ぎ出したことで、彼の動向をウオッチしている世界中のファンが、その国内に「Save Darfur」キャンペーンを広めていくことになる。

確かに既存メディアの存在感はあるが、それを凌駕する市民メディアと、その波及・浸透力を支えるインターネット、Blogが存在している。

今、マーケターが認識すべきは、ユーザ・消費者・オーディエンスが会話メディア環境にいるということだ。Blogやコミュニティサイトといった会話メディアで、人々はパーミッションを求め、会話への招待を受けることで動かされる。この状況下でマーケティングは、「顧客との最適な対話環境で関係付けを深める機会」を創造することだ。

0 件のコメント: