OPAとOPA Europeが共同で、米、英、仏、伊、独、西の6カ国、合計で6,000人以上を対象として、モバイルの人気コンテンツ、モバイルコンテンツ・アプリ利用を促進するメディア、モバイルスペースでのオン・オフラインのコンテンツブランドが果たす役割、モバイル広告の効果とインパクト、モバイルインタフェースの改善などを明らかにするオンライン調査を実施したものだ。
モバイルインターネット
- モバイル端末所有者の75%以上がWebへアクセス可能
- 国ごとでは伊が83%、独・西が81%、英が76%、米が71%、仏が64%
- そのうちモバイルでインターネットを利用するのは32%
- 国ごとでは英が54%、米・伊が41%、独・西が40%、仏が34%
- 2007年インターネット利用時間
- 増えると回答したのは全調査対象国で18%、58%が同じ、13%が減る
- 利用時間が増えると回答したのは米で25%、伊で22%、英で20%
- 利用するコンテンツ上位
- 天気、スポーツ、国内ニュース、株価、エンタテイメント
- 米
- 天気、スポーツ、国内ニュース、エンタテイメント、国際ニュース
- 欧
- 天気、スポーツ、株価、国内ニュース、エンタテイメント
- 株価を除き、どのコンテンツカテゴリでも米国ユーザの利用比率は欧州ユーザを上回る
- パーソナライズドコンテンツの上位
- 米
- 天気、スポーツ、株価
- 欧
- 株価、天気、スポーツ
- 有料コンテンツの上位
- 米
- テクノロジー、製品情報、ライフスタイル
- 欧
- スポーツ、ビジネス、テクノロジー
- PCのみ、モバイルのみ、両方で利用するコンテンツ
- PCのみでのコンテンツ利用
- 製品情報、国内ニュース・テクノロジ情報・ライフスタイル・健康が上位
- モバイルのみでのコンテンツ利用
- 天気、スポーツ、製品情報・エンタテイメントが上位
- 両方利用
- 国内ニュース、天気、製品情報、テクノロジ情報が上位
- 米:モバイルのみ、および両方利用パターンが大きいカテゴリ
- 天気、国内ニュース
- 欧:統合利用パターンが大きいカテゴリ
- 国内ニュース、天気
- PCでアクセスするコンテンツのブランドへモバイルからもアクセス
- PCアクセスの中心コンテンツブランドであるテクノロジ情報、株価、ビジネスニュースなどアクセス
- モバイルでのみアクセスするコンテンツブランドの上位はエンタテイメント、スポーツ、天気
- PC・モバイル以外のオフラインブランドコンテンツ上位はビジネスニュース、国内ニュース
- オン、およびオフラインのコンテンツブランドがクロスメッシュしている
- モバイルインターネットアクセスはPCからのアクセスを代替せず、総合Web利用を増加
- 全調査対象国でPC利用時間が減った層は最大9%
- PC利用時間が変わらない層は75%~85%
- PC利用時間が増えた層が15%以上
- PC利用時間が増えた層
- 全調査対象国で16~55歳以上を4つのグループに分けて分析
- もっともPC利用時間が増えた層は若年層(16~24歳)
- 全調査対象国で平均24%を構成
- 消費者はコンテンツ利用と無料サービスと引き換えにモバイル広告を受け入れる
- 34% 無料モバイルコンテンツと引き換えに広告を見る
- 32% 無料コンテンツを提供する広告を好感
- 人気インタラクティブ機能
- 34% 着メロ・壁紙ダウンロード
- 36% モバイルアラートを受信
- 25% コンテンツへアクセス
- 13% クーポン・特売情報受信
- モバイル端末を利用した商品購入や行動を誘導するメディア
- PC
- 商品・サービス購入、クーポン・特売情報受信、コンテンツアクセス、アラート受信、着メロ・壁紙ダウンロード、人気投票などをモバイルで行う際、PCの影響力が最大
- TV
- コンテスト参加、ゲームなどをモバイルで行う際、TVの影響力が最大
- モバイルWebへのアクセスは広範に普及。2007年も増加の見通し
- モバイルWebで広告は機能する-受け入れ度とその後の行動
- モバイルWebコンテンツのブランドがWeb行動を誘導する大きな役割を果たす
- モバイルユーザはWebコンテンツを登録し、パーソナライズ化し、有料コンテンツへアクセスする
- モバイルからのWebアクセスはPC利用の延長-PCで利用するブランドコンテンツへモバイルからもアクセス、総合Web利用時間が増える
こと携帯に関しては日本が先進国だが、オフライン、モバイルとPCの相関関係にまで踏み込んだクロスメディアミックス調査はあるのだろうか。毎日、クロスメディアからの露出に晒されている我々を、縦割りの複数サイロ単位でしか調査していないような気がする。
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