2月3日から17日までの2週間でトラフィックシェアが13.9%アップ、年初の平均シェアからは7%アップとなっている。次に2月17日までの一週間に全米54のTVネットワーク合計で米国インターネットトラフィックの0.4865%を締めているが、YouTubeは0.603%だ。
グラフにあるように、昨年2月11日のマーケットシェアは0.05%だったが、1年経ってみると0.6%へ12倍、昨年12月の0.3%台からしても2倍伸びている。急増という言葉が正しく当てはまる。
ただし、調査したのはTV局サイト、番組サイトだけで、ニュース、スポーツ、天気、そしてショッピングネットワークサイトは含まれていない。
Source:Hitwise /YouTube Visits Up 14% Since Viacom Takedown Order; Surpasses Television Network Sites
HitwiseのLeeAnn Prescottは、最初にViacomの削除要求を枕とし、「2月3日の週、YouTubeのトラフィックは全TVネットワークWebサイトのトラフィックを上回った。エンタテイメントユーザは、TV局WebサイトやゲームWebサイトよりもYouTubeへアクセスするという、Webトラフィックとエンタテイメント消費が新しい局面に入ったランドマークイヴェントだ」としている。そして最後に「これでGoogleは米国のトップエンタテイメ ントWebサイトを手にしたので、著作権問題に対応する必要がある」、「YouTubeが採用したAudible Magicの著作権フィルターなどが解決することを希望する」と結んでいる。
- YouTubeのシェアアップから、著作権ビデオの適正なストリーミングへと話をつなげているとおり、新しいランドマークイヴェントはいいのだが、このBlogタイトルを「YouTube Visits Up 14% Since Viacom Takedown Order; Surpasses Television Network Sites」だとするのはちょっと無理な気がする。
- YouTubeのマーケットシェアが全TV局のそれを上回った理由は別にViacomの削除要求のせいではない。
- 原因は、2月4日のSuper Bowlに向けて昨年末からYouTubeにアップされ出した数々のビデオの影響だろう。
- YouTubeで「Super Bowl 2006」を検索すると612本があり、最高視聴回数のビデオは18万回だ。しかし、「Super Bowl 2007」で検索すると1,760本、視聴回数トップは41万回になっている。昨年と比べ、今年のSuper BowlのYouTube露出は2倍以上となっている。
- これだけの露出があれば、また、昨年から高まってきたオンラインビデオ人気、そしてYouTubeを活用したSuper Bowl広告キャンペーンを考えれば当然だろう。
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