レポートでは12個のテーマが議論されている。
- グローバルオンライン広告費は2011年に811億㌦に達する
- Communitainment:コミュニティ、コミュニケーション、エンタテイメントにとってインターネットはますます主要なメディアとなってきた--これら3つのエリアが衝突し、それぞれの成長にインパクトを与えている--新しい行動:コミュニテイメントを生み出している。コミュニテイメントはインターネットにおける他の、既成のコンテンツ消費時間を奪い始めている
- Usites--Piper JaffrayがUsitesと呼び、ますます人気が上がっているユーザ生成サイトカテゴリは、他からトラフィックを奪い、広告主および出版社に難題を投げかけている
- 今、インターネットはメインストリームメディアだ:Webは職場でのトップメディアであり、家庭ではTVに次ぐ2番目のメディアだ
- インターネット利用パターンは変化し、、既存ポータルサイトからUsites、コミュニテイメントサイト、検索サイトへ利用がシフトしている
- ユーザ生成ブランド。消費者はコンテンツ消費およびブランドのコントロールを手にしている
- メディアのフラグメンテーション:広告主は期待するインパクトを獲得するには、ほとんど全てのメディアタイプ、特にインターネットのインベントリを購入する必要がますます増大する
- ゴールデン検索:検索は新しいポータルとなった
- ブランド親和性の良循環を作り出す広範な非検索関連製品のおかげで、Googleの独占はより拡大しそうだ
- ビデオ広告はブランド広告の次の重要なドライバとなり、既成メディアからオンラインへ広告費をシフトさせることになる
- 広告ネットワークは増加するインターネットフラグメンテーション、よりターゲットしたインベントリ要求、ブランディングやサイトの可視性を高めるためにネットワークを活用する利用増などにより、ますます増加する需要にさらされている
- 広告代理店は最適なサービス提供を行うために技術を中心とし、洗練された企業へと急速に生まれ変わりつつある
拙い英語力では上にある9番の翻訳が精一杯なのだが、言わんとすることは現状のロングテールクライアントだけではなく、検索リスティング広告とは直接、関係しないようなブランド企業との連携、タイアップからGoogleが享受するメリットを指摘している(のだと思う)。
しかし、10番であげられているようにこれからはオンラインビデオの時代だ。以前、MSとパートナー契約を締結したBlinkxを紹介した。Blinkx は通常のテキスト検索ではなく、音声認識、画像、内容解析によってコンテンツ検索が可能で、ユーザはビデオ中に使用された言語によって検索ができる。通常 の検索エンジンではビデオのタイトルやテキスト情報をベースに検索するが、ビデオを見ても何がなんだか判断できない。しかし、Blinkxはオーディオト ラックに録音されている言葉をベースに検索することができる。
また、レポートは、このユーザ革命において注目すべき重要な企業を挙げているが、その中にHakiaも含まれている。Hakiaは「自然言語検索エンジ ン」で、ベータ版が公開されている。キーワード、フレーズ、そして「頭痛に効く鎮痛剤は?」といった質問形式でも検索することができる。文章の意味を理解して検索するエンジンだ。これによってキーワード検索よりも検索結果の精度を向上させられるとしている。
ことビデオ検索に関して、BlinkxはGoogleに対抗しうる存在のようだし、キーワード検索にもひょっとして強敵が出現しそうな状況だ。オンラインビデオ検索や自然言語検索でトップにならない限り、レポートにある9番目に影が差すことにならないのだろうか。
参考:Web Video Search Site Blinkx singns MS pact
参考:Hakia
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