Mediamark Research Inc. (MRI) が2006年秋版としてリリースした米消費者データ、インターネットで行う行動のうち、Blogを閲覧し、オンラインビデオを視聴し、VoIPで電話をかけるのが前年比でもっとも伸びたとMarketingVoxが伝えている。
全体を見ると、ユーザ行動の上位はEmailが70.5%、ニュース入手が40.2%、ショッピングが34.2%、支払いが30.7%、IM利用が26.8%となっている。 次に2002年と2006年を比較した場合、この間にもっとも伸びたユーザ行動はショッピングがトップの57.7%増、ビジネス目的の購入が51.5%、 不動産情報の入手が36.6%増となっている。
ところが昨年比でもっとも顕著な伸びを示したのは、197.7%増のVoIP、163.9%増のBlogアクセス、123.7%増のオンラインビデオ視聴となっている。
今回調査された22項目中、比較ができない3項目を除いた19項目のうち10項目は前年比減で、特に新車情報入手は12.1%減、不動産情報入手が8.3%減、求人情報が7.7%減、スポーツニュースが7%減となっている。
全体的にインターネットでのユーザ行動が集約されてきたような感がある中、Blog、ビデオ、VoIPは飛躍的にユーザをひきつけている。一方的に情報を提供するオンラインメディアから、双方向的なオンラインメディアへユーザがシフトし始めたようだ。
Source:MarketingVox / Online : Reading Blogs, Video Grow Most; Email, News, Shopping Most Popular
Source:Mediamark Research / Blogs, Video and Phone Calls Lead Internet Growth (pdf)
まだまだ全体的に見れば少数派だが、VoIP、Blog、そしてオンラインビデオという対話型のオンラインメディアとしてシェアを伸ばしている。先進的ユーザ、デジタルイノベーター、アーリーアダプターが双方向的オンラインメディアに移行しつつあるようだ。
VoIPやBlogと比べオンラインビデオ視聴は双方向的ではないと見られるかもしれないが、ビデオを視聴し、お気に入りに追加したり、ランク付けや共有したり、グループに追加、コメントを書き込んだり、そして自分のビデオをアップしたりと、オンラインビデオは一方通行ではない。
また、今、一番、注目を集めているのはオンラインビデオだ。様々な企業がオンラインビデオを取り込んだバイラルマーケティングを実施している。
これらVoIP、ビデオ、Blogといった対話型オンラインメディアを活用するユーザがインターネットで何を話し、書き込んでいるのだろう?そして彼らはどういったグループを形成しているのだろう?
そこら辺のデータをYahoo!が出しているので次に紹介する。
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