

ArsTechnicaによると、アクセスするブラウザの45%はFFで、FF3がリリースされた後、その約65%が新バージョンにすでに切り替わっている。

少し古いが、2007年7月、XiTi Monitorがモニターする欧州各国のブラウザごとのバージョンを見ると以下の通り。IE7は約34%でしかない。IE6がまだまだ幅をきかせていた。IE7は2006年10月18日に正式リリースされてから約8ヶ月経っても30%台に留まっていたわけだ。

新バージョンがリリースされてから1~2週間で過半数がアップグレードしたFFと、8ヶ月経ってもアップグレードユーザが半数にも達しないIE。この違いは大きい。
5月に公開ダウンロードがアナウンスされ、ダウンロード日に確実にダウンロードすると誓約するユーザを募集(約170万人が誓約)、そしてダウンロード日3日前のリマインダ、誓約ユーザマップ、ダウンロード証明書など、グラスルーツマーケティングの勝利だ。ArsTechnicaが書くように、「ユーザに貢献してもらい、FireFoxコミュニティの一部になってもらう」アプローチが多くのユーザの賛同を得たわけだ。そしてこのアプローチがオープンに行われたからこそ、その露出も拡散したわけだ。
いくつものアイディアが詰まったマーケティングは、Mozillaグローバルマーケティングチームが主導した。
3 件のコメント:
FF3がギネス記録を打ち立てようとしていることなどつゆ知らなかった愚かな私は、アップ当日は「きっとアクセスが集中して混んでいるだろう」などと余計な気遣いをして、3日後にダウンロードしてしまいました。Online Adの記事を読んでギネスの話を知り、いまさらながら悔しさに歯ぎしり。
ドイツは米国に次いでダウンロード数が多く、今日時点で246万回です。当日、ダウンロードしていれば、トップグループに入れていたかもしれませんね。
FF3はロードのスピードなど格段に改善していて、大変快適だったのですが、今週になってログインアカウントを必要とするサイトのいくつかでログインできない、ログアウトできない、個人情報を閲覧できない、などの問題が発覚(Mozillaにはその旨を報告済み)。仕方なくFF3をアンインストールしFF2に戻しました。どなたか同じような問題に遭遇した人はいないでしょうか。
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