2008/07/15

JVC Carsteroke campaign

2006年に一度紹介したJVCがまた、新しいCGMを始めている。

雑誌Spin、車ファンサイトStreetfire.net、印刷媒体、Webバナー、バイラルビデオ、サンセット通りのビルボードを動員したキャンペーン(車の中で歌を唄う姿をビデオに撮って応募させ、優勝者にはLAのクラブ出演、JVCのモバイルカーステレオやその他の賞品送る)をプロモーションしている。予算の大半はオンラインだそうで、8月31日まで応募を受け付けている。
実は、JVCは5月からHeavy.comで「Turn me on」というバイラルビデオをアップし、Mobile.jvc.comへの誘引を行っている。
5月13日にアップされた上のビデオは、今日(7月14日)時点で視聴は200万回を越えている。このHeavy.comから5月だけでMobile.jvc.comへ8万ビジットを誘引している。この結果、効果に気を良くして「Carstereoke」キャンペーンを始めたようだ。

Source:Brand week / JVC Mobile Kicks Off 'Carstereoke'
Source:Brand week / How the iPod Killed the Car Stereo Business
参考:JVC Embraces CGM (Online Ad 2006/11/15)

Brand weekはPioneerの動きも書いている。JVCは16-25歳をターゲットとしているのだが、Pioneerはそれよりも上の世代向けに4つの印刷媒体を利用したキャンペーンを5月から開始している。タグラインが「The Best Seat in the House」というこのキャンペーンは、通勤や家族旅行に際して、いかにGPS、Bluetooth、iPod接続を装備したカーオーディオがマッチしているかをプロモートしている。

車載カーオーディオの販売台数が今年の第一四半期で21%もダウンしたし、過去5年間でカーオーディオの認知が30%もダウンしている。この影響をJVCもPioneerも受けている。その主な原因は、iPodおよびiPhoneに代表される携帯デバイスだ。

だからこそ、新しいキャンペーンを両社共に開始しているわけだ。しかし、既成メディアの中でも印刷媒体を選択したPioneerと、オンラインおよびバイラルビデオを選択したJVCに大きな違いがある。25歳以上のファミリー層がターゲットだと言っても、オンラインを外すのはよく理解できない。

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