Datran Mediaというところが2008年12月に三回目のマーケティング&メディア調査を行っている。Fortune 1000にランクされる企業の3,000人にもおよぶ管理職を対象に行った調査だ。
ディスプレイ広告、Email、検索、ソーシャルメディア、モバイル、オフラインメディア(プリント、TV、他)、DMを対象にどの戦術が最も効果があったかを複数回答で聞いている。
Emailが80.4%で断トツだ。自社リストを持っているところは低コストのマーケティング戦術としてEmailを活用できるので、そのROI効果は高いから重宝しているのがわかる。
今度は、各広告戦術ごとの予算の増減予定を聞いている。これもEmail予算を増やすというのがトップだ。検索がすぐ後ろに続き、ソーシャルメディア予算を増加するという比率も高くなっている。
最後に2009年の戦略で重視する戦術を聞いている。ニュースレターがトップ、リスト増強と行動ターゲティングが続いている。
Source:MarketingVox / Email, Search and Display Show Strongest Online Performance
Source:Datran Media / 2009 Survey
不況下で予算を増額することができないため、自社リストベースのEmailマーケティングとしてニュースレターを核に据えたい。そのためにはリストを増強しなければという構図のようだ。
ソーシャルメディア予算を増やすというのは、ソーシャルメディアスペースに参加するのではなく、広告費を増やすということだ。
しかし、IDCの調査データを伝えるMarketingVoxによれば、通常のオンラインディスプレイ広告をク一度もリックしたことのないユーザは21.1%いるが、SNS内での広告を一度もクリックしたことのないユーザは42.7%もいる。
Source:MarketingVox / SocNet Ads Less Effective Than Others
SNSは広告スペースというよりは、参加し、コンテンツを共有してもらうスペースなのだが、まだまだ広告というマーケティング戦略から離れられない。戦略転換が必要だと思うのだが...?
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