アイルランドの格安航空会社、Ryanairは「乗客が機内で吸う空気以外は、すべて別料金」というビジネスモデルで大成功を収めている。強制加入の旅行保険、クレジットカード処理、電話対応などすべて手数料がかかる。(下をクリックでサイトへ)
そのRyanairの航空券予約Webサイトのバグを、Jason RoeというフリーランスのWeb開発エンジニアが見つけた。いろいろとやっていると航空券の値段が「0ユーロ」になるというバグだ。
そこで彼は「0ユーロ」で航空券をゲットするのではなく、自分のBlogでそのバグを指摘した。
彼が2月19日の午前中にアップしたエントリに対して、午後5:25、Ryanair Staff #1というユーザからの書き込みがあった。
jason!
you’re an idiot and a liar!! fact is!
you’ve opened one session then another and requested a page meant for a different session, you are so stupid you dont even know how you did it! you dont get a free flight, there is no dynamic data to render which is prob why you got 0.00. what self respecting developer uses a crappy CMS such as word press anyway AND puts they’re mobile ph number online, i suppose even a prank call is better than nothing on a lonely sat evening!!
ここまで口汚く罵るというのは、顧客対応以前だし、書き込み者の知性を疑わせるほどのものだ。
その後もRyanair Staff #2、#3というユーザからの書き込みもある。
Source:ViralBlog / Why Ryanair Needs A Social Marketing Agency
Source:JasonRoe.com / Ryanair no credit card fee + 0.00 flight bug
ViralBlogは以下のように書いている。
どうしてブランドは難しい方法で学びたがるのだろう?どうしてブランドは、デジタル消費者がコントロールしている新しい時代だということを理解しないのだろう?なぜブランドは、インターネットはコントロール不能のメディアであり、我々全員が所有しているということを学習することが難しいのだろう?
何度、ブランドに言わなければならないのだろう。広告代理店やPR代理店はソーシャルスペースでブランドの助けにはならないことを。
3 件のコメント:
Ryanair Staffというのは本当にRyanairの社員なんでしょうか?
愉快犯がRyanairの社員を語ってコメントをした可能性もあると思うのですが・・・
調べてみたらコメントを投稿したIPアドレスがRyanairのものだったという記事がありました。
http://www.travolution.co.uk/blog/2009/02/what-happened-when-a-blogger-d.php
愉快犯かもしれないとは思いましたが、Ryanair Staff #1、#2、#3のコメントで判断しました。特に#3のコメントからこれは本物だなと思いました。
しかし、本当は調べていただいたような物証を確認しておいたほうが良かったとは思います。わざわざありがとうございました。
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