FacebookにおいてNational Geographic (全米地理学協会、NGと略)はPageを持っている。そのFanになっているユーザにはNGの新しいコンテンツがアップされれば、ユーザのホームページにそれが更新される。
最近、更新されたコンテンツに「Your Shot Special Edition」がある。NGには毎日、何百枚という写真が読者から送られてくる。その中から選りすぐりの写真を集めた特集号を初めて発行すること、そしてその特集号の表紙に読者の写真を掲載する申込を告知している。
(クリックでページへ。要Facebookユーザ登録)
「Your Shot Special Edition」をクリックすると、NG.comのプロモーションページへリンクされる。(クリックでサイトへ)
Source:Facebook / National Geographic
Source:NationalGeographic.com
FacebookにあるNGには48万人以上のFanがついている。NGが新しいコンテンツを追加すると、これら48万人のFacebookユーザのホームページに最初の画像のようにそれがアップデートされる。
NGにとって、48万人の読者を持つオンラインのアフィリエートメディアがFacebookということになる。そしてこのメディアは一方的な情報・コンテンツ提供だけではなく、そのエントリに対して「Like(お気に入り(いいよ[日本語インタフェースの場合])」と評価したり、
コメントを付け加えることもできる。
上で、「NGにとって、48万人の読者を持つオンラインのアフィリエートメディアがFacebookということになる」と書いたが、これはNGが600万以上(20年前であれば1,000万以上だったはず)の購読者を持つ既成マスメディアだからだ。
これをメディア系ではない一般の企業・ブランドのPageだとすると、アフィリエートではなく、企業・ブランドの自前メディアということになる。Fanであり、ブランドコンテンツを自発的に消費し、共有、拡散、再露出してくれるアドボケーター、サポーターのネットワークということになる。
それも無償のメディアであり、無償ネットワークだ。
Coca-Colaは347万人、Starbucksは324万人、Adidasは195万人、McDonald'sは187万人、Disneyは178万人、Nikeは146万人、Nokiaは65万人のFanを抱えている。一方、日本の企業・ブランドは、Sony PS3、Nintendo Wiiなどごく一部を除き全くと言っていいほどFanがいない。ま、Page自体を持たず、持っていたとしてもコンテンツなし、あるいは1年以上更新のないページではFanに集まってくれとは言い難いのが現状だ。
Source:Inside Facebook
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