これは11のケーススタディをまとめたものだが、その前にMarketingProfsのTwitterフォロワーなど213人を対象にTwitterのビジネス利用を調査したデータを出している。調査対象者の66%は50人以下の従業員を持つ企業に所属するTwitterユーザ、8%は100人未満の企業、14.6%は1000人未満の企業、11.3%が1,000人以上の企業ユーザだ。
調査対象者がTwitterを利用する目的は;
- 84% ブランド認知
- 78% ネットワーキング
- 77% コミュニティ構築
- 51% ブランド評価マネージメント
- 44% カスタマーサービス
- 30% 顧客調査
- 20% 販売
さて、「ビジネスにTwitterがどれくらい重要か?」という質問に、45%が「重要」、20%が「とても重要」と回答している。
「今後6ヶ月間にTwitter利用がどうなるか」を聞いたところ、45.5%は「すごく増える」、37.5%は「増える」と回答している。合計83%が増えるとしている。
そして、Twitterは企業Blogに次いで2番目に「企業価値を提供する」ソーシャルメディアサイト(ツール)だとされている。5段階評価で、Twitterが「大きな価値」を提供すると回答したのは41%、LinkedInとしたのは25%、Facebookは17%で、企業Blogが52%となっている。それにしてもMySpaceは「価値なし」と判断するTwitterユーザが多い。
Source:MarketingProfs / Twitter Success Stories (要有料登録)
ソーシャルメディアにまだまだ及び腰の企業・ブランドが多い中、Twitterという一種、最先端のツールを活用するマーケティングを実施している企業がある。
その理由のひとつは、MarketingProfsも挙げているように1年半で100万㌦の売り上げをたたき出したDellOutletの存在だろう。昨年、下の参考で取り上げたときにはたった2,475人のフォロワーだったが、今、そのフォロワーは57万人を超えている。
参考:Twitter drives real revenue (Online Ad 2008/12/25)
ユーザ、顧客と直接、つながるチャネルが存在し、DMを使うことで直接会話も可能だ。また、そのチャネルを企業・ブランドに対して開いているユーザが存在する。そして、そのチャネルを活用することでビジネスにつながっている。
上にあるように何も製品販売だけがTwitter利用の目的ではない。それぞれの目的の効果が出ているからこそ、今後のTwitter利用が増えると回答している。
ソーシャルメディアを検討もしていない企業・ブランドと、新しいツール・サービスのメリットを活用しようとする積極的な競合企業との差は開いてゆく。
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